九六の匣

さまざま詰めこんだ匣

【蔵書の旅】『漫画春秋』(明治43年) 其の弐

【蔵書の旅】『漫画春秋』(明治43年) 其の弐

今回購入した時点で手にとってみれる状態ではなかった。
いつもの通り 和紙と膠 ピンセット カッターナイフ 鋏 他多々

問題は背表紙である。前の所有者が補修したらしく、3分のⅠに変色した紙が貼られてある。
無理に剥がすと本体を傷つけることになる。刷毛にて水分を加えたが長い年月の故に無理だと判断し中断した。

この古紙に半分隠れている筆の文字は以前の所有者の名前だろう。
やまふさ…山と房は判るが下の二文字は名前だろう。
この漫画春秋には、句集ホトトギスに縁がある方が多く、子規をはじめ当の漱石の句まである。そして俳画として
小川芋銭、岡本月村などがいる。子規が俳句と画の組み合わせを勧めたという記憶と木曜倶楽部なる漱石山房をたしてみた。まあ、このような思索の旅は蔵書の旅のいいところであります。
山房は漱石のことかな、ほかに山房と名乗る方もいらっしゃいます。
なんか推理小説が一冊できそうだ。
小川芋銭 漫画春秋0050 (1)-小川芋銭 漫画春秋0050 (2)


机上の思索は実に愉しい。

芋銭とおもわれる絵もあって
小川芋銭 漫画春秋06-小川芋銭 漫画春秋06-02
実に飄々とした姿が描かれている。

次は 子規の俳句がたくさんあり、
小川芋銭 漫画春秋07
ゑは△△△です。

夏目漱石の句が一首あります。
小川芋銭 漫画春秋22


この本の予告と奥付を最後に紹介します。
小川芋銭 漫画春秋88-小川芋銭 漫画春秋87

俳句を今回はのせませんでした。
でも明治の三位一体の精神が灯り、俳句とゑが合体してきたともいえる一冊でした。



九六

これを売って下さった御方に感謝します。
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好きなものを自由に書く、読む、観る、描く。そして遊び愉しむ。
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