九六の匣

さまざま詰めこんだ匣

【漫画蟲蔵】『手塚治虫の棚』その弐「貸本の中」

【漫画蟲蔵】『手塚治虫の棚』その弐「貸本の中」

 貸本屋は立ち読み厳禁だった。そう睨まれるどころの話じゃない、かりてから見ろとばかりに威圧的だった。そこで指舐めなどして頁をめくったら必ず大声がとんでくる。
棚のマンガ本の中には、期せずして紛れ込んでいた手塚作品がいくつかあった。
置かれているものは、すでに何度もかりられて痛み擦り減っている。その中から頁をそっと開くと虫の字をみつけ、あったと独り喜びをかみしめる。
時代の差はあっても 彼の作品と白土作品は、棚のなかで競合していた。これこそ後のガロ派とコム派の出発点なのかもしれない。他には怪奇もの、そして劇画・戦記・時代ものなど、子供たちは手当たり次第みては仲間同士で主張しあう。
貸本は月刊少年雑誌や芸能雑誌の平凡、明星もあった。

又貸しは禁止で期間が過ぎると、貸本屋の主人が自宅まで怒鳴り込んでくる、それは町内に響くほど恐ろしい剣幕なのです。或る時、隣の子が返すのを忘れてしまい彼がやって来た。怖すぎて夜に夢でうなされるほど、だから今でも本とか車など何でも現金で購入する癖がついた。本当です。
今の貸本屋はそんな事ないでしょうが、しっかり延滞料金がとられるんでしょうね。それでもうなされる事に私はなるのでしょうね、きっと。

さて、今回の「貸本の中」というのは

炎①と②
手塚-炎①-手塚-炎②
X②と⑥
手塚-X②-手塚-X⑥
謎&怪奇 と 青い鳥
手塚-謎&怪奇-手塚-青い鳥

なかみは月刊誌などに掲載されたものですよね。
ハリケーンZ、旋風Z そのうち単行本もでてきますが…

炎① 「ハリケーンZ」「怪奇実話/姿なき怪事件」の2本 他    東光堂
炎② 「ハリケーンZ」「日本一のお化け屋敷」の2本        東光堂
X② 「司令午前七時」 この他にさいとうたかを氏の「台風五郎」他 鈴木出版
X⑥ 「まぼろしの円盤」手塚治虫・作/永樹凡人・画      他 鈴木出版
謎&怪奇 「ジェット基地の幽霊」他             東邦図書出版社
青い鳥  「白くじゃくの歌」                 あかしや書房

でも こんなのをみつけては 手の中の10円玉が心と一緒に躍ったのです。

もうひとつ
私は時代的にアナログ派なのでページをめくりながらじゃないと駄目なんですね。断っておきます
それにネット購入のシステムもなく、切手を送って色々購入してました。
蟲たちも足を使って一匹づつ集めたんです

さて 東京時代のことですが
1974年11月9日お茶の水女子大にて
虫プロ名画祭1974-11-9
虫プロ労組などの主催 虫プロ名画祭でアニメが上映されました。
その時に神様が講演してましたね。目の前どころか鼻先におりました。


九六
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