九六の匣

さまざま詰めこんだ匣

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『戦国異聞/三増峠の勝ち鬨』

『戦国異聞/三増峠の勝ち鬨』

久しぶりにK君からの連絡がはいり、「乱」TWINSに作品が掲載されたという事が記されていた。
さっそく隣りのコンビニにいき購入する。
題名は『戦国異聞/三増峠の勝ち鬨』
内容は武田と北条の合戦である。北条方の配下に材木座が参戦する噺である。材木座は木挽衆、筏衆、杣衆に分かれ山守組織をつくっていた、その杣衆の頭にシュラという男を主人公に描いている。
よく調べているなぁと常々思っているが、戦国歴史の片隅に生きた男を中心に情報戦として様々な者が登場してくる。
愉しめる一作であります。もしよければ皆様もぜひ購読をして頂きたい。

乱2010-8-戦国異聞/三増峠の勝ち鬨


九六


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酒志樂『硝子徳利と支那事変応召記念盃』

酒志樂『硝子徳利と支那事変応召記念盃』

引越で荷物を片付ける事になった。
様々なものが戸棚の奥から次から次と現れる

例えば
花ゑ薄硝子徳利
花ゑ薄硝子徳利02
花ゑ薄硝子徳利01-支那事変応召記念盃-00

支那事変応召記念盃
支那事変応召記念盃-02
支那事変応召記念盃-03+-支那事変応召記念盃-04

召集記念盃
召集記念盃-01
召集記念盃-02
わが家に遺された歴史を垣間見る。
無事に帰ったのだろうか

釈迦嶽隋道起工式記念盃
釈迦嶽隋道起工式記念盃-02-釈迦嶽隋道起工式記念盃-01
ところで釈迦嶽隋道ってどこにあるのかな?


九六



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【歩句】『1350-1360』

【歩句】『1350-1360』

【歩句】『朝顔』1360
崩れゆく棲家絡みて蔓の花

【歩句】『朝ドラ』1359
朝ドラの妖怪みつめ笑い顔

【歩句】『土用丑の日』1358
妻もとめ娘も買いしうなぎ飯

【歩句】『黒い猫-クロスロード』1357
すりよりて誰をたよるか野良の猫

【歩句】『猫三態』1356
夏来たる気侭すぎゆく猫時間

【歩句】『猫溜り』1355
わけいればしげみ日溜り猫のくに

【歩句】『満鉄』1354
渡海して遺せしグラフ指舐める

【歩句】『圭さまへ』1352-53
閖上や濱に漂う笹の舟
貞山や堀におとせしウキの影

【歩句】『クインテットライブ』1351
マヌーシュの身體(からだ)揺らして玄の糸

【歩句】『引越し』1350
棄てやらぬひとつひとつがものを言う



九六





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『三態』

『三態』

猫三態

九六

絵とは関係ないが
クロスロードのS氏が黒猫を拾ったそうだ。
これで3匹になったらしい。



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『のもるなに記の没原稿』

『のもるなに記の没原稿』

のもるなに記-没原稿-

さて‥いかがなものか

「のもるなに記」→「のもるなにき」
→「きになるもの」→「気になるもの」→「樹になるもの」→
なんて考えてます

九六


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『亜細亜號 -パシナ-』

亜細亜號 -パシナ-

亜細亜號 -パシナ-

前回の「北支」に掲載された亜細亜號(アジア)のパシナを描く

九六



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蔵書の蟲『北支 昭和十八年四月一日号』

ここに蟲蔵からだした一冊の古いグラフ雑誌がある。

名前は『北支』という第一書房の現地編集の雑誌‥
昭和十四年にに発行され、この本は昭和十八年四月一日号
通算四十七號である。定価は三十銭。
万里の長城をバックに蒸気機関車が白煙をあげている。
『北支』は北方支那の事で、支那はシナ竹、シナ蕎麦で残るが現在は死語であろう。

雑誌「北支」-01雑誌「北支」-02
※表紙が欠けていたので処理してみました。

よく見ると
表紙の左隅に爺の日付が青い万年筆で【58.10.28】と記載されている。
1958年に手にいれたのか?或は昭和58年なのか
場所は判別できない。

この時彼はどこにいたのだろう。
日中の戦争が大東亜戦争に拡大した時代
多くの日本人が渡った。そこには当時の人々が鉄路を建設し逞しく開拓していたのだろう。満州鉄道には亡くなった叔父も渡った。そして父も渡海した。
父の気持ちを聴いた事がないまま逝ってしまった。
この雑誌では華北交通の使命として地図とともに記載されている。

この雑誌の内容(よみもの)の中には 
「第一線に敢闘する交通戦士」
「発明考案に健闘する人々」
 長距離選択/呼出し電話装置
 自動車の潤滑油温熱器 
 放射温風型石炭瓦新発生炉
「連雲港の成果」
「三東・山西に於ける佛教史蹟」
 五台山・玄中寺・楼煩寺・青蓮寺・天龍寺・童子寺を紹介
「華北蒙古鉄道略図」
などが記載されている。

『北支』で検索すると数少ない旧號綱目には「回民」の記事があったらしい。

他に、広告をみると
裏には右書きで大阪市道修町 武田長兵衛商店、現在の武田薬品のマークがある。

どこでこれを手に入れたのだろう、貰ったのか

懐かしく、戦争の中の雑誌
改めてひらく‥。
表紙裏の華北地図-地図と広告

何処かに父が東北に住む自分の母宛に送った封書から剥した使用済み切手が匣に詰められていたのを思いだす、そのうち公開しよう。

亜細亜號の夢-切手亜細亜號

なかなかこの手の雑誌は紹介されない。

玖絽



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クロスロード通信『バイオリンの「ニコ・N」参入!』

クロスロード通信『バイオリンの「ニコ・N」参入!』
2010-7-10(土)20時30分

クロスロードのハウスバンド 
ホットクラブオブ盛岡四重奏団がかわった。
Hot club of MORIOKAプラス1ということで五重奏団となる。


カルテット quartetから
クインテット quintetとなった
今度はアコーディオンが加われば
ゼクステット sextet となる
因みに
ソロ  soloからはじまり
デュオ duo
トリオ  trio ‥


カルテット quartet
クインテット quintet
ゼクステット sextet


セプテット septet 
オクテット octet 

ビックバンドも夢じゃない


ギター四本にヴイオリンが加わり厚みを増した
狭い店内にメロデアスな曲が流れる
これからの愉しみが増えたといえる。
期待していいぞ

こうして多くのひとが集まるんだなぁ

不死身のマスター有難う。
無断欠勤したそうだがたまにはいいんじゃない
だけど風邪ひくなよ!呑みすぎなんだぞ
たまにはゆっくりとね

暫くライブには行けそうにないが
数ヵ月後にはまた時間ができる
私もゆるゆる動こうと思っている
それまで頑張れよ

ニコ

96


忘れそうなので‥
ノネット Nonet
デクテット Dectet






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庭樂『隠れ猫』と杢創舎

庭樂『隠れ猫』

「‥‥!!」
隠れ猫00
「なにかいる?」
隠れ猫01
「子猫だぞ」
隠れ猫02
「何匹いるんだ?」
隠れ猫03
「1・2‥」
隠れ猫05
「母猫が警戒してこちらを睨んでる」
隠れ猫06
「子猫が駆寄ってたけど、ああ3匹いたのかぁ」


九六



わけいればしげみ日溜り猫のくに

マイハウス-九六の匣-
杢創舎の完成予想図-2010-10-末
どこかでみた事があるような匣
あててごらん

‥まるでヴィオリン工房から♪が‥‥

玖絽


※キリ番-14000様ありがとうございます
ご連絡ください。
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『マルツ旅/FREEDOM』旅の軌跡

『マルツ旅/FREEDOM』旅の軌跡

ひねもす ほっと茶屋 6/28~7/10
吉田つとむ写真展

彼の21年間40カ国の写真展
おー凄いぞ よくぞいったもんだ

マルツ旅01-マルツ旅02

人々の笑顔がいい
そしてその場にいなければ体験できない

九六





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漫画発掘『三冊の時代劇附録漫画』

漫画発掘『三冊の時代劇附録漫画』

蔵からとり出した三冊を発掘
懐かしい附録漫画には素晴らしい輝きを放つのです。

【寺内鉄雄】『おりづる剣士』【少年画報S34.1月号】
おりづる剣士/寺内鉄雄-01-おりづる剣士/寺内鉄雄-02
寺内鉄雄は日本画家の植木金矢氏ですよね。凄くいい絵のタッチです。
寺内鉄雄氏のオフィシャルサイト
http://uekikinya.soregashi.com/toplogo012111.jpg



【金田光二】『王将銀太郎』ぼくらS34.2月号
王将銀太郎/金田光二-01-王将銀太郎/金田光二-02
複数のペンネームがある方らしい。一度検索してみてください。作品の中にはおっとおもうものがあります。
金田光二氏の作品リスト
http://www5a.biglobe.ne.jp/~natsuman/kaneda.htm
「有川旭一」の名前で描いたもので『イガグリくん』
 有川旭一「イガグリくん」」-有川旭一「イガグリくん」005





朝汐小太郎/工藤いちろう【幼年ブックS32.4月号】
朝汐小太郎/工藤いちろう-01-朝汐小太郎/工藤いちろう-02
作者工藤いちろうとは工藤市郎氏のことだろう。あの「アラ-の使者」「七色仮面」を描いた方であるが、同じ漫画家でしょう。
紹介されているサイトも載せておきます
http://www.geocities.jp/washimiyagarou/kudou.html

愉しみは続くのです

九六


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漫画の蟲『貸本怪談まんが傑作選』妖の巻・怪の巻

漫画の蟲『貸本怪談まんが傑作選』

菊地秀行編 妖の巻・怪の巻の二巻
【漫画の蟲】貸本怪談まんが傑作選「妖の巻」-【漫画の蟲】貸本怪談まんが傑作選「怪の巻」

懐かしき貸本の世界を垣間みる‥

妖の巻-8編-
 小島剛夕-「月に背く者」
 梅図かずお-「蝶の森」
 浜慎二-「人間蒸発」
 いばら美喜-「焦熱地獄」
 古賀新一(古賀しんさく)-「健啖家」
 モンキー・パンチ(かとう一彦)-「復讐」
 巌太郎-「幽霊館の鬼女」
 水木しげる-「壁ぬけ男」

そして‥

怪の巻-9編-
 水木しげる-「へびの神」
 梅図かずお-「ばけもの」
 浜慎二-「北へ行った男」
 いばら美喜-「印画紙」
 北風一平-「今朝早く」
 谷川きよし-「怪奇焼死体」
 とみ臣蔵-「首」
 影丸譲也-「呪人形」
 小島剛夕-「いまひとたびの」

なんとおどろおどしい題名だろう
それだけで呪われそうだ


九六







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『喫茶ママの本』

『喫茶ママの本』

50周年記念にだした懐かしい小冊子です
引越しでやっとみつけることができた。

【本の蟲】喫茶ママ50周年記念


この町で一番旧い喫茶店
昔々、ここでポスター展をひらいた。
いろいろな方がいらした。現在も‥



【視音摩缶】映画馬鹿の会ポスター展の入口に貼った。
【九六ゑ】映画ポスター展の看板++



玖絽



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九六綺譚『後髪』

九六綺譚『後髪』


 この世にこんなに控えめで美しい人がいたのかと思った‥

文章は途中です。

後髪女01
by九六


物部黒彦
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『かりもの 本の蟲』2010-7-7

『かりもの 本の蟲』2010-7-7

【本の蟲】02岩手の峠路-【本の蟲】岩手の戦争遺跡をあるく
【本の蟲】図説-源義経-【本の蟲】土偶王国
【本の蟲】東北知の鉱脈

岩手の峠路
岩手の戦争遺跡をあるく
図説-源義経
土偶王国
東北知の鉱脈



九六


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【ゑ展】『高田せい子・シュリン・みみみ/手作りコラボ展』

【ゑ展】高田せい子・シュリン・みみみ/手作りコラボ展

神子田町の嶋岡ギャラリーにて 7/1~31  18はお休み
【ゑ展】高田せい子・シュリン・みみみ01

ソーイング----------みみみ藤原広子
ワイヤー・アート----シュリン
イラスト------------高田せい子


九六さん来てくれたぁ
っとせい子さんが突然語りかける
えっ、何のことだ
だって芳名帖に名前を書いてなかったとも言う

なんだ
最近、新居建替えのため新聞をみていなかったのだ。

内容は彼女と仲間のコラボ展

さっそく時源さんのギャラリーに駆けつける
一枚だけであるがポトカードを購入したのが上のカードです。
そのうちまた逢えるのじゃ‥



九六



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返信『67號O93』

返信『67號O93』


コメントを有難うございます。
そうですね、丁度 三十年前でしたね
娘が生れたのは翌年‥

お元気でしょうか。
こちらは娘は地元、息子は東京へと
やっとここ数年は気持ち的に楽になりました
ただ
自分の病から復帰はしたものの
痛みはなど後遺症にいまだ苦しんでおります。

動かせなかった手も身體(からだ)は
リハビリにて完全とはいえずとも回復し
絵を描ける事に感謝しつつ、
毎夜朝まで描き綴っております。
半年の病院のベットで寝ているのを考えると
感謝しなければなりません。

O9様(3)も もうすぐ子供たちの手を離れる事になるでしょうが
きっと寂しくなりますよ
今が一番愉しい時期なんだとおもいます。

十月末には自宅が完成しますが
その時はぜひおいでくださるようお願いします。
民話の里 遠野・賢治記念館に夫婦ともども一緒に行きましょう
お二人でいらしてくださいね。部屋はあるよ!!
待っていますよ。


陸寿(六十)の某日‥2010-7-8

九六




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『さらば、四十三年の匣』

『さらば、四十三年の匣』

匣‥
四十三年
この匣は私の歴史の大半が詰っている

病にたおれ
あと何年この匣と過ごすことができるのだろうと
それなら、この手で匣をかえてしまおうと妻に言う

好きな本たちと
いきたあかしと
自分のための片隅の部屋を

父が建てた
母が庭をそだてた
この地に刻みこまれた思いの歴史

さらばわが棲みかなる匣



【家樂】ふるい家01


九六の匣はつづく

九六
2010-7-1







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クロスロード通信『7月のライブ』

クロスロード通信『7月のライブ』

クロス2010-7 予告

2010-7-2(金)
米山君のコンサート
だけど行けない理由がある。実は仮住いに引越しなのです。
自宅の改築のためどうしても行けない。
この一ヶ月は気忙しい日々が続いておりますれば
暫し外出は出来ないのです。残念なことです。

次回、HCMには行きたいと思っている。

熱い日が続く‥


九六



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R氏の返句『きょうはこのへんで‥』1144-1200

R氏の返句『きょうはこのへんで‥』1144-1200

久々のR氏の返句をいただく。
返句というより編句にもとれる気がする♪
さて今回は1144-1200までを巧みにうたっている

では9日の6時に‥くじらで‥或はシマで



【歩句】『渓流の木々』1200
木々いりて彩を遺さんと暮れなずむ
【返句】
くるくるとあやまわさんかいわなどの

※言魂考「彩」あや-いろ

【彩】-だみ-
 金泥・銀泥で彩色すること
 彩潰(だみつぶ)し」の略とある
【彩】-さい--いろどる
 美しい色をつける-いろどり
【彩なす】-あや--あやなす
【彩る】-いろどる-
【彩】-いろ-

木立ぬき後光眩き秋しずむ 歩句00001

 
【歩句】『供養塔』1199
傍らの祈りにまして菊ゆらぐ
【返句】
きくのかのいのりしゆびにかぐわしき 

※言魂考「揺らぐ」

飢餓供養塔にひとり佇む‥

誰やおく鎮めし菊のいろ淡く  歩句00002

 
【歩句】『塞ノ神』 1198
心鎮め息をひそめしやませ吹く
傍らひとつ
塞ノ神かな
【返句】
やませふくたのかたわらにどうぞじん
さいのかみみあげるそらにつきとほし  

※言魂考「塞の神」「道祖神」



【歩句】『不作の年』1197
餓えずとも縁を頼りて米袋
有難きかな
有難きかな
【返句】
さむきなつほそながまいをありがとう
   
※言魂考「外米」

【歩句】『闇の櫃』1196
すがれるも鬼畜になりし陸奥の闇
祈り唱えし
櫃の底みる
【返句】
をにならむいのりきこえぬさむごころ

※言魂考「をに-鬼-」 「飢餓供養」

  
【歩句】『燈明』1195
闇の路地ひとり漕ぎだす秋灯り
【返句】
ふらふらりみずもにただようやみのつき 

※言魂考「月影」
 

【歩句】『ぬくもり』1194
神を拝んで頼りもせぬが、酒に呑まれて千鳥足
わが身ひとつも侭ならぬ
わたしゃ酒(あんた)のぬくもりありゃいい
【返歌】
のむつもりも ようつもりも ござんせんが
いつのまにやら よいのつき
ままにならぬが よのならい
こよいもぬるく かんつけて
さてぬくもって かみだのみ

※言魂考「酔翼」


【歩句】『酒句』1193
酔うほどに箸を舐めりて秋深し
【返句】
はしねぶるおとのみきこえあきのむし

※言魂考「舐る」

【歩句】『古社の秋』1192
わけいりて社に供えし餅ひとつ
【返句】
しゃでんからじっとみているもちひとつ

※言魂考「神餅」

葉を踏みて鳥居くぐりし磐の段
【返句】
とうとつにあらわれしそらおおとりい

※言魂考「唐突」
 
【歩句】『影踏み』1191
痛み耐えわが影踏みそこねては落ち葉舞う
【返句】
おちばごとわがかげありしかぜのまい

※言魂考「頚椎後縦靭帯骨化症」

【歩句】『蜘蛛の影』1190
雲つかまんと空かけて蜘蛛わたり
【返句】
ほそきうでしがみついてるこうきあつ 

※言魂考「しがみつく-柵-しがらみ」

【歩句】『秋の風』1189
はつるまで傍にありてありがたき
山野染まりて
きみの横顔

いつまでも傍にありてありがたき
山は蔭りて
きみの横顔
【返歌】
てりかえすほおもあかるきゆうぐれに
やまはかげりしほしもでた

※言魂考「照り返す-打水-」

【歩句】『秋ふたり』1188
うつしよのきみとみやるか夕の秋
【返句】
わがともにそらおしえたるあききたる 

※言魂考「夕焼け」 

【歩句】『うつしよ』1187
幾つもの秋すぎゆきてわれもまた
この一瞬に
身をうずめたる
【返歌】
はつのあきわれにきょらいすおととしの
やはりあきなるきみのたよりは

※言魂考「去来」

【歩句】『紅葉』1186
ちらばして色のモザイク秋の川
【返句】
くるくるりみずのうえにもおるにしき

※言魂考「織る錦」 

【歩句】『休み処』1184
義母ともに馬っこ見上げる青山の
群れにかくれし
車椅子や軋みて
【返歌】
うまっこにのるこのめにもうつるあお
あるみのいすに ははとうつるか

※言魂考「大きな馬の眼」

【歩句】『馬の列』1183
蹄鉄やコンクリートにあわせ鈴
【返句】
はなかざりじまんしばぬしうまのみみ 

※言魂考「馬鈴」

【歩句】『ちゃぐちゃぐと‥』1182
バクロウのかけ声ひとつ鈴騒ぐ
【返句】
ばくろうやうまはかしこきうわのそら

※言魂考「馬方」

【歩句】『冬/馬橇』1181-1
息しろく背にござひく馬橇ゆく
【返句】
どっかどかゆきたたくおとうまがゆく

※言魂考「雪叩く」

【歩句】『雪睫』1181-2
橇を曳く長きまつげに雪被る
【返句】
めにはしもうまのはなづらつららかな

※言魂考「鼻面」

【歩句】『秋の池』1180
池寫す雲ちぎれては秋深し
【返句】
てんたかくはけぐもをひくあきのかぜ

※言魂考「はけぐも」掃雲 

※よく おげった
まんつ、おへりゃんせ、ねまってねまって、こればけってみて‥
【歩句】『おごご』1179
おごご出す婆の手のシワ呼ばれお茶
【返句】
はしのないつけものじゃわんいぬがなく 

※言魂考「茶碗」  ワン-犬

んだば ちょべっと あがらすてもらうべ
なんてうめごど漬けたんだべ ウメァ
うなも齒っこええがら
おしょすごど

言霊「おげった」→「おいでなさいました」
   ※丁寧語「よぐおでってくなんした」
言霊「まんつ」→「とりあえず」
言霊「おへりゃんせ」→「どうぞお入りください」
言霊「ねまって」→「気楽になさって」
言霊「けって」→「お食べになって」 親しい人につかう
   丁寧語は「おげれんせ」「おげってくなんしょ」ともつかう。
   ※津軽衆は「けっ」という
言霊「おごご」→「大根などの古漬の類」
   ※因みに、秋田衆は「がっこ」という。
言霊「んだば」→「それなら」 ※秋田衆は「へば」という。
言霊「ちょべっと」→「ほんの少しの時間感覚」
言霊「うめごど」→「上手に」
言霊「うなも」→「あなたも」 或は「おめはんも」とも
   複数の場合は「うなだち」という
言霊「おしょすごど」→「とてもはす゜かしい」「照れる」

こんな会話がそこらさいっぺぇ(沢山)あった そんな時代‥
駄賃欲しさに茶菓子を買いに走らせられた。


【歩句】『巣子森』1178
巣子森や秋雲ながる風つよく
【返句】
くもほそくすいとられたるすごのもり 

※言魂考「すごもり」

【歩句】『キノコ汁』1177
やばつねが虫こ枯葉っこキノコ汁
【返句】
きがつけばむしのいくひきたべている 

※言魂考「きのこ虫」

言霊「やばつねが」
?汚いとおもいますかの意

【歩句】『べんじぇもの』1176
ほれまがすキリセンョの黒蜜や
【返句】
こくとうのみつとよばれしべんじぇもの 

※言魂考「黒糖-」


言霊「べんじぇもの」
?弁財物-江戸時代に弁財船の船頭衆を相手に商売する女達が船内に持ち込んだ餅や蒸し菓子で団扇餅(おちゃもち)、切山椒(きりさんしょ)、豆餅、花饅頭,団子、柏餅、ゆべしの類。
【盛岡のことば/佐藤好文編集著より】

【歩句】『きのこ山』1175
あぎゃぶるめぇオラホの山こコガネだげ
【返句】
こがねたけつれてゆくのかぽらあのに 

※言魂考「ポラーノ」

言霊「まげる」
?容器の中の水などをあける。こぼす。溢す。言霊「まがす」同
?言う。つく。【うそまげる】
【盛岡のことば/佐藤好文編集著より】

【歩句】『10月麦酒』1174
フラフラと妻とふたりで千鳥足秋の空した麦酒路
【返歌】
びーるからさけにかわりしころあいにちどりあしなるゆうじんのくる

※言魂考「麦酒祭」

【歩句】『願懸石』1173
願いたるわが身患い吊るし石
【返句】
つるしいわなにをかなえつるひとのいき 

※言魂考「願懸石-吊り孔石-」   叶える-叶えて-叶う 

【歩句】『どんぐり』1172
どんぐりの椀揃えてや夕の膳
【返句】
だれひとりだつぼうもせずどんぐりに

※言魂考「せいくらべ」

【歩句】『さるなし(コクワ)』1171
翠なる猿梨の珠みごろなり
【返句】
こくわとりもうひとりくるおとうとが

※言魂考「キュウーイ」

【歩句】『愛宕山』1170
ひろいたる愛宕の坂の栗ひとつ
【返句】
くりひろいいがもしあわせすっぽぬけ

※言魂考「イガイガ」

【歩句】『懐古館』1169
絲たぐる煉瓦さめゆくそとは秋
【返句】
ひんやりとれんがにおくてあきをしる 

※言魂考「賢治と啄木」

【歩句】『壱師の花』1168
燃えちらすこころ納めし彼岸花
【返句】
ひがんばななにもひがんにさかぬでも 

※言魂考「壱師 --万葉集」

【歩句】『秋分』1167
崩れたる煉瓦のあかき菊の束
【返句】
きくのかのかほりとおのくふるきいえ 

※言魂考「菓子工場」 

【歩句】『花々』1166
めにとまる色づく花にあゆみとめ
やわらかに
だだやわらかに
きみの横顔
【返歌】
なのはなにむしがとんでるそのむしを
またみつけたとこのなのはなばたけ

※言魂考「花の意」


【歩句】『矢車赤トンボ』1165
夕焼けや社のトンボはねの影
【返句】
ぼうだけがとんでるかげのあきあかね

※言魂考「あかね-敷島」

【歩句】『右手(めて)左手(ゆんで)』1164
めてゆんで拍手ひびく木鼻した
【返句】
ゆんでのみゆんでつかめぬどうりなり

※言魂考「めで タイ」

【歩句】『赤煉瓦』1163
つみあげし赤きレンガや秋ころも
【返句】
あきごろもあかいころものやきれんが

※言魂考「崩れ煉瓦」

【歩句】『月あかり』1162
うねる穂に月の光やざわめきて
【返句】
ほのなみやつきあかりならたのしけれ

※言魂考「金の穂」
  
『1933-9-21/September Moon』
21日がオトズレル‥37でしたね

【歩句】『二種の葡萄』1161
丸きつぶ厨テーブル秋かざる
【返句】
ぶんしつぶみているようなぶどうふさ

※言魂考「分子構造」
 
妻の盛りたる葡萄の粒がガラスの器にかざられる
今日は寒い日でした。皆様はいかがお過しでしょうか。
便りを待っています。昔話などいかがですか‥

【歩句】『やなぎかぜ』1160
池わたるかぜや柳の映しいろ
【返句】
やなぎだけゆれていますよかぜもなく

※言魂考「ゆらり」 

【歩句】『はなむくろ』1159
草刈りてとむらいひとつはな骸
【返句】
はなむくろとむらうひとのはなのさき

※言魂考「骸」

【歩句】『西洋ヤマゴボウ』1158
何処より実を継がせては毒牛蒡
【返句】
やまごぼうとよばれているおにあざみ

※言魂考「牛蒡ほり」
  
【歩句】『紫のはな/つるぼ』1157   
野の花やすがたひそめて秋時雨
【返句】
はかげにてあめあがりまつあきしぐれ 

※言魂考「時雨--」
 
【歩句】『ほおきだけ』1156
もえさかりそこのけそこのけほおき茸
【返句】
ほーきだけかれはのそうじだれがする

※言魂考「箒--ほうき」

妻の父がきのこ採りの名人だった、だども場所は教えてくれなかったなぁ

「ある場所を知っていても、遠回りして山谷を越えるんだ」
「あっても声出して嬉しがってはいけない、まずイップクしてながめるのさぁ」
「のこしちゃ駄目だぞ」
なんてのが口癖だった。
茸は家族でもおしえちゃいけないと‥

【歩句】『あきない』1155
夏すぎて路商の婆やかえり来る
夏すぎて路商の婆や笑みをうる
【返句】
ろてんばあきんばのひかりめにとまり

※言魂考「婆」

【歩句】『煙のかげに』1153-1154
ぷかりぷか想い出かたる紫煙なり
雲ごとく紫煙のゆくえ秋きたる
【返句】
するするとくうきにとけしけむりかな

※言魂考「影の煙」

【歩句】『あげはちょう』1152
残されし斜陽遁れてアゲハチョウ
【返句】
あげはにもきのうはありしえだのさき

※言魂考「蝶」

【歩句】『おしょす』1151
ふくろ剥ぎおしょすと林檎頬そめし
【返句】
おしょすごどなんともねえよとしとれば
おしょす=恥かしい 

※言魂考「恥じらい」

【歩句】『田沢湖線』1150
沿線の旅ゆく窓に花かしぐ
【返句】
こすもすやきっぷなければのれないよ

※言魂考「切符-ただ乗り」

【歩句】『種あぶり』1149
南京の炙りし種や秋の酒
【返句】
らつかせいゆでてしおふりさますかな 

※言魂考「生落花生」

【歩句】『いがぐり』1148
触らぬかいまは祟るやイカの栗
【返句】
いがぐりくんいっぱいいたなしょうがっこう 

※言魂考「雲丹と栗」 

【歩句】『あかとんぼ』1147
鬼灯の化粧負けぬか赤とんぼ
【返句】
あかとんぼあしはくろいよかぎつめの

※言魂考「黒足と腹黒とのど黒」

【歩句】『木ささげ』1146
簪の秋に揺られし木のささげ
【返句】
がらすならいいおとしそうときささげ

※言魂考「ササゲ」  


【歩句】『ガウラ/白蝶草』1145
旅たてぬ白蝶草や哀れなり
【返句】
むれとばぬはくちょうそうのにわのそら 

※言魂考「蝶模様」 

【歩句】『ななかまど』1144
あかみさす愁いをつめてななかまど
【返句】
ななかまどしらゆきひめはゆうごはん

※言魂考「ななかまど--」




さらさらかくきもさらさらない
九六


『きょうはこのへんで‥』に続く言葉はなにか
1.許してやる
2.またあとで
3.寝るからまたね
4.疲れた
5.かいてもいいが飽きた

さてどげだぁ?


6.時間がない
ってのもあるが‥これだろう



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『蠍と一角獣』まさえ画

『蠍と一角獣』まさえ画

まさえのゑ

娘まさえのゑ
かなり前のこと‥しっかり残してるよ




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好きなものを自由に書く、読む、観る、描く。そして遊び愉しむ。
【※】【玖絽・by96・九六・九路・KURO・物部黒彦】【96猫國から発信】
【※】-半世紀分の散らばした気侭綴ゑ-

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