九六の匣

さまざま詰めこんだ匣

【歩句】『どんぐり』1172

【歩句】『どんぐり』1172


           どんぐり①-2

どんぐりの椀揃えてや夕の膳


どんぐり①-3








『川は流れて留まらず/杜の國から』

突然の電話、仲間四人が杜(もり)の國から訪れる。
久しぶりの出会いに話が弾むみ予定時間をかなりオーバーして愉しむ。
皆元気でよかった、今度はいつ逢えるか判らぬが 又、どこかで‥。


訪れし明日は梢の四季や花 【歩句】『幾年も』1173


川は流れて留まらず‥。九六

追伸
U氏へ  メール届きました----了解



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【歩句】『さるなし(コクワ)』1171

【歩句】『さるなし(コクワ)』1171

翠なる猿梨の珠みごろなり

さるなし(コクワ)

やや透明になるまで暫し時を待たねばなりません,
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【歩句】『愛宕山』1170

【歩句】『愛宕山』1170

ひろいたる愛宕の坂の栗ひとつ






愛宕山の栗 愛宕山
朝から、子供の時によく行った愛宕山/太田地区に詣でる。今回は危ないのでいきませんでしたが、ここは秘密の○○がふたつあったはずで、子供時代は探検のつもりでしたね。
ところで 舗装の階段になり楽なのですが辛い登りでした。神社前の景色は変らず、巌鷲山から姫神山まで一望でき美しいところです。愛宕神社のゑはそのうちに載せるとします。

愛宕山の眺望①-愛宕山の眺望②
左写真の左側奥にみず色の山のがあり、その奥にかすんだ巌鷲山があるのですが‥

九六


【図】              N

 ☆稲荷神社  ★愛宕神社  ☆    ☆ 
□釈迦堂-地名                             ☆
 ▲稲荷山   ▲蟹沢山

                          秋葉神社☆
飯岡観音『千手観音』館跡卍------------------→


                         ▲飯岡山
                                  ☆

                 S

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『赤煉瓦』参

『赤煉瓦』参

戦後しばらくして菓子工場になり、麩菓子のような小さな白い菓子をつくっていたと記憶しています。
あの時の少年は時を経て夢の中に出てきます。

赤煉瓦★①-1--赤煉瓦★①-2--赤煉瓦★①-3

赤煉瓦★②-1-赤煉瓦★②-5-赤煉瓦★②-2-赤煉瓦★②-3

赤煉瓦★②-4+★

赤煉瓦★④-1+-赤煉瓦★④-2+-赤煉瓦★④-3+

赤煉瓦★④-0+-赤煉瓦★⑤-3-赤煉瓦★④-5

   赤煉瓦★⑤-4--赤煉瓦★⑤-2

赤煉瓦★⑩-1

               赤煉瓦★①-2



絲たぐる煉瓦さめゆくそとは秋 【歩句】『懐古館』1169







               紫
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『はな日記 曼珠沙華』2009-9-23

『はな日記 曼珠沙華』2009-9-23

妻が
「火に気をつけてね」と助手席から言う。
「なんだよ突然に」
「実は‥‥」
つまり、その訳は 庭に去年はなかった彼岸花が咲いていたのです。彼岸花は別名、曼珠沙華とか幽霊華、もうひとつ火焔花という。雑草を鎌で切っていたが珍しい(?)彼岸花を一本刈ってしまったというのである。火焔花は切ると火事になると言うのである。知らなかった。毒花とか、白い花もあることも知っていたが、火事になるなんて縁起でもない。漢字だって「花」より「華」が合っている。
「その噺は本当なのか。ウーン、家の庭に咲いていたなんてぇ、で何処にあるの」
「見えやすいとこにあったわよ」
「実物を見なくちゃわからん 毒なんだよ」
「じゃが芋の芽だって、水仙、スズラン、青梅も‥」
「おいおい知ってるねぇ」
家に帰るとすぐさま探す。
「あった、あったよ」
「ねっ、葉がなくて華だけが咲いて、華が散ると葉が出るらしいのよ」
「物知りだねぇ」
「この前新聞に書いてあったわ」
「ふーん、そうかぁ」
茎がスーッとして華が紅く放射状に広がっている。

曼珠沙華9-23①

杜の地にいた時に、彼岸花と言えば春彼岸の削り花(御幣風の花))で色鮮やかな着色をしたもの(あれは菊かなぁ)は知っているし、群生している現物も見ている。色からして異様だが毒花は鮮やかである。しかし奇麗で気品があるのです。いいか、突然に咲く訳はないのだから、毎年咲いていて草影で気づかなかったなんてあるのかなぁ。

妻が新聞から得た知識を大事に、とにかく火には気をつけようかと。
蛇足になるが、火事は生えている曼珠沙華を持ってきてはいけない事らしいですね。でも花瓶には活けないけれど気品があるよね。
九六



燃えちらすこころ納めし彼岸花  【歩句】『壱師の花』1168

マンジュシャカ9-30







蛇足追伸
2009-10-7
曼珠沙華 散り始める
9-23から今日まで咲いてくれました。
曼珠沙華 散りかける★

2009-10-10
曼珠沙華09-10-10





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酒志樂 『クシ゜ラ君と月日貝(つきひがい)』2009-9-22

酒志樂 『クシ゜ラ君と月日貝(つきひがい)』2009-9-22


なんだこれは、帆立貝ではないぞ。丸く左右の裏が赤褐色と白黄色の貝なのだ。食った事はないぞ。酒蒸しで出される。
「帆立に似ているが、旨いぞ」ってな具合で酒がすすむ。
東北では珍しい貝なのでいつもあるわけではないという。

月日貝【ツキヒガイ】

店主曰く「カムイ外伝」に載ってるそうですよと言われるがおもい出せない。漫画蔵から外伝を探す事になりそうだ。さて
その答えは‥。
取敢えずパソで検索してみるかぁなどと呟く。久しぶりの酒志樂を記す。
九六
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『覆馬場 練兵場/彫刻の日』2009-9-23

『覆馬場 練兵場/彫刻の日』2009-9-23 小雨

覆馬場練兵場に第35回盛岡彫刻シンポジウム特別展示』がおこなわれています。
受付の画学生さんに説明をうけながら鑑賞する。
この展示会場は10月は3~4日にも扉が開かれるそうです。そうそう無料ですよ。

彫刻シンポジウム展示⑨-2--彫刻シンポジウム展示③

彫刻シンポジウム展示⑩

22点の力作が並ぶ。様々な意識を表現したオブジェ もいいものだなぁと思う。

九六
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『赤煉瓦』弐

『赤煉瓦』弐

懐かしい地区です。

                 小菊


赤い煉瓦 弐①-4+★

赤い煉瓦 弐①-1+--赤い煉瓦 弐①-3

赤い煉瓦 弐②-3-赤い煉瓦 弐②-4

---赤い煉瓦 弐③-2------赤い煉瓦 弐③-3

------赤い煉瓦 弐③-1

---赤い煉瓦 弐⑥-2------赤い煉瓦 弐⑥-1

----赤い煉瓦 弐④-1+--赤い煉瓦 弐④-3+--赤い煉瓦 弐④-4+

赤い煉瓦 弐⑤-2★

赤い煉瓦 弐⑦-3+★


崩れたる煉瓦のあかき菊の束  【歩句】『秋分』1167


                 紅い菊★
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『ふたつの社』

『ふたつの社』  -田村神社-

 この地域には二つの田村神社があり、やはり坂上田村麻呂を即連想してしまいます。田村麿の寺では京の清水寺が知られておりますが、花巻や現在はないが北山にあったという盛岡の寺の呼び名は「きよみずでら」ではなく「せいすいじ」です。社では甲冑堂で芭蕉も立寄った郡山の田村神社が知られていますが、きっと他にも小さな神社があるはずです。
この一本木地区と篠木地区の社は巌鷲山の南側麓、盆地の裾にあります。何度も訪れててはいるものの改めてこの地に行ってみました。


【一本木の田村神社】

社 田村神社 一本木①-社 田村神社 一本木②-社 田村神社 一本木②-2-社 田村神社 一本木③-1

社 田村神社 一本木③-2-社 田村神社 一本木⑥-社 田村神社 一本木⑩-社 田村神社 一本木⑪-1馬頭観世音

社 田村神社 一本木⑪-2-社 田村神社 一本木⑫-社 田村神社 一本木④-2

        社 田村神社 一本木⑬---社 田村神社 一本木⑬-2

社 田村神社 一本木④-2




【篠木の田村神社】

田村神社 篠木①-田村神社 篠木②-田村神社 篠木③-田村神社 篠木④

田村神社 篠木⑤-田村神社 篠木⑦-田村神社 篠木⑨-田村神社 篠木⑩

田村神社 篠木⑧-1

   田村神社 篠木⑬-1--田村神社 篠木⑧-2--田村神社 篠木⑬-2

【境内の保存樹木】

「カツラ」
田村神社 篠木保存樹カツラ①-2--田村神社 篠木⑫
田村神社 篠木保存樹カツラ①-3--田村神社 篠木保存樹カツラ①-4

     田村神社 篠木保存樹カツラ①-5


               田村神社 篠木保存樹カツラ①-1

「スギ」
田村神社 篠木保存樹杉②-田村神社 篠木保存樹杉①-2

               田村神社 篠木保存樹杉①-1

角川日本地名大辞典によれば、篠木の社は、旧村社であり、一本木の社は無格社と記してる。又、田村麿が地域平定後に社を斉藤氏を祠管として鎮撫させ、地名の篠木もそれなりの理由があると云う。
奉納者の中に角掛氏の名前が多くあり、同じく田村麿が祈願したという角掛神社も再度訪ねてみなければならないだろう。

九六


【図】
                N
                     玉山-□ 渋民→
       卯子酉神社-☆

                      ☆八幡宮

        生出-□


    一本木-□
            ☆駒形神社
   田村神社-★

           
      角掛神社☆☆角掛神社


←▲岩手山    ↓国分道路↑分れ

  柳沢-□   ☆稲荷社-屋敷社
         ☆岩手山神社

                ☆角掛神社-五龍の藤
  □-はるこ谷地


        山ノ神神社☆ ☆白沢神社

 駒形神社/蒼前神社☆☆月讀神社 
    ▲鬼越峠 
            ☆春日神社
←▲-鞍掛山
            ☆

       御仮屋山▲☆稲荷神社 
                ☆天照皇大神宮
         
          熊野神社-☆☆-山神社  
             
篠木峠▲    田村神社-★   ☆卍
       八幡館山▲                ↓ -諸葛川
                    
            桜木大明神☆  ☆大明神神社 
   
      八幡神社-☆             厨川稲荷神社-☆

              宗任橋※  ※貞任橋
←雫石・小岩井   
大釜-□
    雫石川 ===============⇒===

               ☆   

           ☆熊野神社
                  
☆鹿妻神社                       駒形神社☆
  ☆薬師神社           
       方八丁- □ 八坂神社☆
      愛宕神社☆ ☆  
大宮神社- ☆     
                     
                      稲荷神社☆
                          諏訪神社☆
       ☆稲荷神社
       ▲稲荷山 

                  ☆秋葉神社  
        飯岡山- ▲ 
               ☆
                         多賀神社☆

                             稲荷神社☆
              ☆雀神社   ☆   北野神社☆

                 ☆弘宮沢

南昌山- ▲

                S

※記憶とメモによるもので、距離は正確ではありません。




描きとめ地図①


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CR通信『ライブ』2009-9-20 PM7:〇〇~

クロスロード ライブ通信
CR通信『ライブ』

「立花純ライブ」
立花純ライブ9-20①-立花純ライブ9-20②



若い方がたくさんいて 戸惑う。
ここにいちゃいけないんじゃないか
とにかく前部の椅子に座ることにした。
-おいおい、俺だけがうきあがってるぜ-
いつものバーボンを呑んでいるうちに、いつもどうりのひとり悪乗りしてしまう。

でもあらゆるジャンルを次々に繰りひろげる彼の演奏にただ愉しむ。
酔いと曲が何かをときほぐす

「雨になりたくて‥」「屑-くず-」に始まり「プカプカ」「発荷峠」
ジャミルという言葉を久しぶりにきく。あらゆるパターンと音域のひろさ
ちょっと持上げすぎかなぁ、でも一度聴いてごらん

今度は「みっつの歌」もリクエストしようと思う、なんてね。
「みっつの歌です、君も僕も♪」

一部二部が終わり、マスター清水と彼のミッドナイトコラボ
最後まで残った客三人へのプレゼント
あ☆り☆が☆と☆う!!

では次回にと‥又、苦手な細い階段を愉しんだ余韻を後に酔いしぐれておりていく自分がいる。
九六


クロスロード☆-クロスロード★









クロスロードへの路  クロスロードの地図-矢印
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『はな日記 花々の路』2009-9-20

『はな日記 花々の路』2009-9-20

歩きつづけると秋がもうそこに来ている。
花は暫しの夢をはこんでくる


【歩句】『花々』1166

めにとまる色づく花にあゆみとめ
やわらかに
だだやわらかに
きみの横顔

コスモス-秋桜①--コスモス-秋桜①黄色蝶

はな9-16蜂①-はな9-16蜂②

はな9-16③向日葵-蒲の穂①

黄色い花9-19①-黄色い花9-19②

実の秋②-みの秋③

秋の実9-14①-秋の実9-14①-2

秋の実9-14②-秋の実9-14③

秋の実9-14④-秋の実9-16

豆柿9-16-秋の実9-1⑳花梨?

赤い花9-19-秋の実9-14③

栃の実①-栃の実②

葡萄9-19②-葡萄9-19①

梅-9-19-椎の実-どんぐり

むらさきしきぶ











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『巌鷲山の秋』2009-9-19

『巌鷲山の秋』2009-9-19

巌鷲山は観る方向によって容を変える。
普通は岩手山ですが、私は巌鷲山と云う言葉が好きであえてつかっています。他にも新山といえ呼び方もあり、南部片富士などもあります。北の安比から観ますと鋭角な顔をだしますね。

「はるこやち~巌鷲山」 鞍掛山が手前にみえます
巌鷲山 はるこやち~①-

「一本木~巌鷲山」 高圧鉄塔が連なっている
巌鷲山-一本木~①-

「生出~巌鷲山」 煙たなびく田圃 クイックしてみてください
巌鷲山-生出~③-巌鷲山-生出~①-巌鷲山-生出~②
鞍掛山が左端にみえます
巌鷲山-生出~④

「西根入口~巌鷲山」平らな頂上になります
巌鷲山-西根~①

  巌鷲山-西根~③

「焼走り~巌鷲山」溶岩の先に巌鷲山がすぐ傍に聳える
  巌鷲山-焼走り~①

巌鷲山-焼走り~③
焼走りの花と苔
はな 焼走り~①-焼走り~②苔

巌鷲山-焼走り~②

「巌鷲山の巣子四季/ ゑの巌鷲山」
北の山②-岩手山 はな日記2009-4-11①-秋の巌鷲山6

巌鷲山7-北の山①-岩手山 巌鷲山

元禄国絵図に描かれた噴火する岩鷲山  -岩手山-巌鷲山

            巌鷲山 神

「雫石川原より雪の巌鷲山」
『巌鷲山』200-1-『巌鷲山』200-2




「鵜飼~巌鷲山 秋のパノラマ」2009-9
南昌山-駒ケ岳-篠木峠-巌鷲山

巌鷲山-鵜飼-パノラマ②-巌鷲山-鵜飼-パノラマ③

巌鷲山-鵜飼-パノラマ③-巌鷲山-鵜飼-パノラマ③-2

巌鷲山-鵜飼-パノラマ③-2-巌鷲山-鵜飼-パノラマ④

巌鷲山-鵜飼-パノラマ④-巌鷲山-鵜飼-パノラマ⑤


うーん 秋晴れだ


















雫石と安比 そして小岩井から見た櫻の巌鷲山は次回に‥

九六



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『卯子酉(うねどり)の路/玉山』

『卯子酉(うねどり)の路』

 東北のある地方には不思議な名前の神社が多々あるようです。
卯子酉神社-玉山①-卯子酉神社-玉山②

旧玉山村柴沢の卯子酉【うねとり】神社を訪問しました。


【宮守・遠野・宮古・普代のこと】
遠野の卯子酉(うねどり)は遠野物語にも登場する卯子酉大明神という祠があります。二重赤鳥居の奥に社があり、赤布を木に左手のみで括りますと願った相手と結ばれるという縁結びの神様です。又、ここには片葉の葦があると記されている。
宮守には、大きな石に彫られた兎、鼠、鶏があります。上部は兎で右には鼠があり左側は鶏(酉)の順になっています。なにか絵解きの如くであり十二支の謎が隠されているのかもしれません。

大きな石に彫られた兎、鼠、鶏が、上部は兎で、右には鼠があり、左側は鶏(酉)の順になっています。大明神が下にある。なにか絵解きの如くであって十二支の謎が隠されているのかもしれません。
東北の神社には馬頭観世音の石碑が多く、馬が大明神なのかなんて考えてしまう。下記の図はが位置は違いますが、方位と月を著しています。

          北
          【子/鼠/11月】
          石碑は子と兎が入れ替わっている

西        【●】      東
【酉/鶏/8月】          【卯/兔/2月】

          南
          【午/馬/5月】
          絵が彫られていない--

上記の図からも書きましたが南に位置する『午-うま』がありません。
さて謎解きはいつか綺譚にしたいと‥。
卯子酉-ゑ+①-十二方位




下閉伊の宮古には鵜鳥神社があり卯子酉様がある、普代村の卯子酉山には鵜鳥神社があるようです。今度是非行ってみたいのですが、特に 山伏達が伝えたという鵜鳥神楽も見てみたい。検索などによれば、昔には神楽を行う山伏達は旧暦11月から正月に「霞」と呼ぶ巡業したそうです。それを「霞をかける」と云うらしい。実に面白いです。


【玉山】
もしかすると玉山村柴沢の卯子酉神社も遠野のようなものがあって、石も同じようになっているかもしれないと考えていましたが、社のみが存在し田の中の林にひっそりと建っていました。場所もなかなか判り辛く何度も尋ねました。
この辺りにはこの卯子酉神社と八幡宮があるようです。向かい側の児童公園は地面がえぐれて谷地になって池があります。

卯子酉神社-玉山③-卯子酉神社-玉山④

              卯子酉神社-玉山⑪

卯子酉神社-玉山⑩-卯子酉神社-玉山⑥

卯子酉神社-玉山⑧-

卯子酉神社-玉山⑫-卯子酉神社-玉山⑬

卯子酉神社-玉山⑤-


「卯子酉神社鳥居向側公園」
        卯子酉神社鳥居向側公園




そのうち、北にある生出地区の稲荷神社・稲荷神堂・正位稲荷大明神も訪ねてみようと思います。

九六
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『かま★きり』

『かま★きり』


ピット式の駐車場に車輛を入れようとすると何かがいる。

「なんだろう?」
「‥‥」
かまきり②

動かない‥。寄って上から見ると
「なんだかまきりじゃあないか」
「‥‥」

かまきり①

「こんな処でなにしてるんだぁ」
「‥‥」
「轢かれちゃうぞぅ」
「‥‥」
「どけて、どけて」
「‥‥」
「なんかおかしいなぁ」
「‥‥」
「なんだって 葉っぱのあるところまで連れてってくれだって」
「‥‥」
「一生のお願いだってぇ 仕方ないなぁ」
「‥‥」
「騒ぐなよ、鎌で切りつけたらなげちゃうぞ」
「‥‥」
「チョイ、あっごめん 痛かったかな 強く摘んじゃったと言うのかい」
「‥‥」
「ほらどうだい、ここなら大丈夫だろぅ」
「‥‥」
「でてくんなよ じゃバイバイ」
「‥‥」
「じゃあな」

「‥‥やれやれ、うるさいつだ。ここは俺の庭なんだからな‥」
かまきり③

「なんか言ったぁ?」
「‥‥」


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【歩句】『矢車赤トンボ』

【歩句】『矢車赤トンボ』

矢車赤トンボ②-矢車赤トンボ③-矢車赤トンボ④

矢車赤トンボ1




Rさん 矢車赤トンボにあいました。写真を載せておきますね。場所は玉山の外れ小山、小さな八幡神社の境内です。


           八幡神社②




【歩句】『矢車赤トンボ』1165

夕焼けや社のトンボはねの影






『玉山の八幡神社』
八幡神社①-八幡神社②
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【歩句】『右手(めて)左手(ゆんで)』1164

【歩句】『めてゆんで』1164

めてゆんで拍手ひびく木鼻した


九六ゑ 木鼻
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九六綺譚 『俄雨の鬼』

九六綺譚『俄雨の鬼』

平賀 源内

「そうさねぇ‥鳩渓(きゅうけい)さん」と男が語りだした。
- この男は御殿医でしてな、ちょいと年下ですが刎頚の友でありまして、なかなの才のある奴なんでございます。誘って立話もなんだということで、まずは眞昼間から何か肴に一杯ひっかけましょうやと書上げた浄瑠璃の戯作を片手に ちょいと立寄った茶屋のこと-

「あっしはね、あんたの鳩渓の鳩(きゅう)の左を戴いて号を九(く)何がしと将来は名乗ろうと思ってやすよ。つまり一字拝領、もしくは偏諱(へんき)ってやつですよ」

-おやおやいいのかい、あっしみたいなモノの名をつかって、などと思うが-
「勝手につかったらいいやねぇ。そんなモンでよけりゃあ熨斗つけてぇ‥」
「じゃあ、これから九っの幸せって事で、幸をつけて号を九幸(くさち)呼んでみましょうか」
「はいな、承知の助」

-あとで、九幸(くさち)とは何かと問いますと、平和な江戸に住み、色々な人々と長く付合い、まあ程々の金、飢えもせず、チョイト名を残し、子をなして元気に余生を暮らしたいなぁってことだなんていいやがる。まったく欲だらけじゃねえのか、煩悩を捨てな-っ。でもなぁ可愛い奴なんですよ-

「田沼の旦那は口ばっかしですね」
「金は渋るが口は出す、世の中そんなもんだよ」
「しかしですよ鳩渓さん、湯島の万物薬品会の見世物屋はけっこうお金が懸かるんでしょうね」
「そりゃあいっちゃーおしめいよ。それによぅ佐竹の殿さんが招いて下さるって話もあってね。なんだっけ、く・九幸(くさち)さんよ。この浄瑠璃本が売れりゃあ幾らかの足しになるってことだよ」
「逆に貢ぐことに‥」
「そりゃあ、俺の甲斐性だ、男好きは昔からなんだよ」
「あの歌舞伎役者との仲はどうなりました?」
「金の切れ目がなんとやらぁってこともあらーな」

暫し噺が弾みまして
九幸はしゃわしゃわと扇子の香を振りまきながら、勝手なことをぬかしていると、やおら空がかき曇りましてな、途端にザァーとばかりに俄雨。

「降り出しましたね、これじゃあうごきがとれませんよねぇ」
「困ったねぇ、戯作綴りを入れるあぶら紙を携えてこなかったよ」
ふたりが顔を見合わせていると、

茶屋前の通りから、手傘ひとつで前裾を押えながら、我々ふたりのいる格子前の軒下におなごが駆け込んできた。
俄雨にそれほど慌てる様子でももなく
「ちょいと、失礼して暫し軒下をお借りいたしますよ」

-いいねぇ、歳の頃30歳(みそじ)すぎ、女(おなご)の濡れ姿は-

鬼も十八、番茶も出花と申しますが、この歳辺りが膏のってなんとも言えません。
なんと小粋な身なり、ほれ、どこそこの清元か常磐津のお師匠さんじぁねえのかい。それに肩から湯気がたってるじぁありませんか、ちょいとばっかし雨の滴が浴衣をぬらし肌の白き温もりまで伝わってきます。

雷光が煌き、ごろごろ‥どぉーん っとおちますと、首あたりや襟足のおくり毛が光の中で金色に耀いていたとおもいねぇ。きょうび江戸での鳥居一門の錦絵を思い出してごらんなさいよ、いいもんだ。

- 一杯ひっかけたふたりが、おなご談議にさかせぇ華ぁ‥という具合‥ -

小粋につんとした鼻筋から楳(梅)の紅さす唇、頬白粉にあの黒子、喉もとから首筋にそっと押さえた手拭(てぬぐい)の指がしなりましてな、男というものはそんな些細な仕種に女の色気を感じ、よからぬことをしでかすもんでしょうなぁ。

まあ普段なら、ちょっいとした思わせ振りな仕種で男衆の気をそそられる訳でして、まあ、どちらにせよ男衆を誘う手管であることにちげえねえ‥などと思いつつも、浴衣にしたり落ちる滴、下駄を片足あげて、小粋に濡れ手拭の艶っぽい事といったらたまりませんでなぁ。

「鳩渓さん。いいね、果報は寝て待て、格子冥利につきますなぁ」
九幸は扇子を立てて声まで潜めては私に向かってにんまりとする。
「ちょいと艶っぽ過ぎやしないかい」

店の主人が我々ふたりとおなごを見渡しながら
「そこの方、軒下じゃあなんだから、戸が開いておりやすよ。中におへんなせぇ」
女はその声が聞えたのか膝を斜めにおり、小首やや傾げては
「ありがとうござます。ここで結構でございます」
ってなことをいいましてな、なかなか奥までへぇてこねんでございます。

すると九幸が身を乗り出して
「格子越しとは逆でございやすが、ここは破れ店(たな)の軒、滴がかかっておりますよ」

-九幸とて難儀をしているおなごが雨の餌食ではと言葉をかけたが、この男はどうも人間の骨格とか肉付きに興味があるらしい-
それじゃあ加勢しておくかと私も、
「どうか中に入っておくれでないか、そこじゃ撥ねた雨が浴衣(べべ)にも下駄にもかかりあすよ」

「‥そこまで言って頂けるのなら、ひと雨の間だけお邪魔させていただきます」と
か細い声が どこかがキュットなるんですなぁ。ついでに九幸がもう一押し、
「まあ何にもねえ店(たな)ですがねぇ下駄を脱いで拭いて乾かしたらよろしいかと‥」

-おいおい店の主人(おやじ)がいやな顔をしているよ-

「九幸さん、あんたもなかなかの気遣いでございますね」
「鳩渓さん雨が悪しですよ、わたしゃあ変な心はこれっぽっちもありゃしません」

-堅物の九幸の変わり様に、ちょいとからかい半分、やっかみ半分-

私の言葉に
「私は、怒りますよ‥」っとムッとした顔の九幸に、おなごが
「私のことで喧嘩なさっては困ります」
っと出て行こうとしたが雨は一段と強くなる。

私も大人気ないと
「すまないね、謝りますんで許してくれんか」
「‥‥」
「雨が止まぬなら傘などお貸ししようが、もう暫く様子をみてはいかがでしょう」
おなごは軽く唇を小さく噤むと紅き口端が愛想笑いにもみえた。


私と九幸は雨が音する路をおなご越にみやっていると
「やまぬ雨はないももの、売り子泣かせの雨乃滴ですなぁ」
「まだまだ止みそうにないですなぁ、我々閑人には酒でも貰ってぇ‥」
「いよーっ越後やぁ、お大尽、おい主人(おやじ)升をふたつ、いやみっつもらおうか。それから鰻(うの字)の白焼きもかるく炙っておくれ」

-ただ酒に鰻かい困った奴だぁ、こんなに陽気な九幸(やつ)をみたことねぇ-

九幸は酒が弱く酒巡りて、ややほろ酔い加減 口もまわればくどくなる
「昔の事はくよくよせずに、先の事もなやまねば、ほど良く飲みて食べ」
私も続けて
「其の後っ‥、食いつけねぇものは避けて、薬に頼らず、欲に惑わされぬ、とにかく良く遊びて学べっとくる あんたの口癖だね」
「そうそう、七つの戒ってこと‥ヒック」

「ところでそこな方、失礼だが、酔ったついでとはなんだが、お名前を聴いてもよかろうか」
「‥‥」
「失敬、わし等は怪しいものでないぞ、そちらが鳩渓(きゅうけい)先生といって蘭学の大家で、拙者が医者の‥今付けたのだが く・九幸(くさち)と申すが 」
おなごはサッと顔色が変わる。
「鳩渓先生っと申しますと、もしかすると平賀の源内さまでございますか」
「おっと知っていなさいますか、世の中狭い。じゃあこの酔払いをご存知かな?」
「えー、ただいまご紹介にあずかりましたぁ九幸こと、玄白と申す。ヒック」
「私は ウキと申します。まさかこの様な処で御逢いできるとは思いもしませんでした」
「ほう、狭い、わしらも顔が売れてきたぞ」
「なにか訳がありそうだが」
「父が所持しております家宝に‥エレキテルなるものがありまして、偉い方より拝領しましたが動かないのでございます」

- なんと、エレキテルだと、噺がとたんにおかしな方向へと進んで参りますなぁ-

「うーん、エレキテルとは、確か和蘭本で図を見たある気がするがぁ」
「なんじぁ、そのエレキテルテルとは、食べたことはないぞ ヒック」

-玄白は後に腑分け本にて一名をなすのでありますが-

「源内さまに一度診ていただきたく願っておりました」
「私もいろいろ忙しいが、そのエレキテルにはそそられる。その物は確か徳川さまの所持品ではなかったかと記憶しているがなぁ」
「それは申し上げられません」
「まあそんな事は良いとして、ここに私の居場所を書いておくから届けておきなさいなぁ」
懐から和紙を出すと袂から筆記の小箱をだしてサラサラと鰻の如く書き連ねてはおなごに手渡した。

とっ、脇を見ると玄白こと九幸(くさち)が眼を丸くしておなごをまじまじとみている。
「どうしたい?九幸さん」
「えっ、そのう、ウキさんとやら、あんたの髪の間に黒いものが二本あるようだがぁ」
私もその異様なものが気にはなっていたが問うのもおかしいと思っていた。
ウキは慌てて手拭を被り、
「簪ですよ」と答えた。
戸口の外の雨はやんでいる。
「じゃあ、雨も上がったようだし、先生方また御逢いしましょう。源内さま後でエレキテルを診てもらいに伺いますよ、よろしくお願いします」
ウキというおなごは軽く会釈すると、我々二人を残して表に駆け出していったのである。
二人とも口をあけたまま浴衣の女を見送って顔を見合わせた。
「見たかい、今のは角じゃねぇのかい」
「ああ、確かに見ましたよ、鳩渓さん、黒い艶のある角でした‥」
「もしかして 鬼なんて事はないよなぁ」
「ウキっていいましたね、雨と鬼でウキ(雨鬼)ってことかい」

-エレキテルに雷神、雨鬼とは得てして面白い-

「俄雨に出会う良い女は気をつけなくちゃあいけねぇなぁ」
「左様で‥」
改めて源内と玄白はふたりで見合うと大笑いした。

何年かのちエレキテルのおなごは源内の許に再び現れたという。当然の如く角は無かったのだが、エレキテルを渡すと二度と源内の前には現れなかった。それを直した源内はたちまち江戸中の評判となったという。

ところで、あの鰻屋で勘定がおわり店の主人(あるじ)にあまりにも客が少なかったのを按じて、「本日土用丑の日」と張り紙をださせたとある。何故かその店は江戸の庶民の注目をあびて鰻の売れ行きが上がったのである。又、源内はこの後に号を福内鬼外(ふくうちきがい)としたともあるが‥‥。


了   




九六ゑ 源内----浮世絵 平賀源内を模写する


物部黒彦


あくまでも創作であります。
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『山車-だし-』2009-9-15 雨

『山車-だし-』2009-9-15 雨


山車9-15⑫-山車9-15⑭

山車9-15⑧-山車9-15⑬

山車9-15④-

山車9-15⑬-山車9-15⑤

山車9-15⑥-山車9-15⑦

山車9-15①

山車9-15⑩-山車9-15⑮

雨が降る。
笛が鳴る。太鼓が腹に響く。
山車がぬけていく。

木の車輪が鈍く軋む。

陸奥の秋が音を響かせてめのまえをゆく

九六





「い組-雨の五郎」-「さ組-矢の根」-「の組-暫」
い組-雨の五郎-八幡町-さ組-矢の根-神子田-の組-暫-中ノ橋通

「西組-関羽」「三番組-寿曽我体面」「二番組-南部重直公」
城西組-関羽-中屋敷町-三番組-寿曽我体面-長田町-二番組-南部重直公-本町通

「南部火消し-肴町」-「盛岡観光C-八岐大蛇」
南部火消し-肴町-盛岡観光C-八岐大蛇中ノ橋通り


十八歳でこの町を離れたWさん、たまには祭りに帰っておいでください。  九六

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『赤煉瓦』壱

『赤煉瓦』

各処に殘る赤きたてもの
朽ち果てて遥か昔を懐かしむ

赤煉瓦監視棟跡?

赤煉瓦監視棟跡?-赤煉瓦監視棟跡?

赤煉瓦監視棟跡?-赤煉瓦監視棟跡?

赤煉瓦監視棟跡?-赤煉瓦監視棟跡?


つみあげし赤きレンガや秋ころも  【歩句】『赤煉瓦』1163




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『かぜ便り 2009-9-13』

『かぜ便り 2009-9-13』


10月11日(日)、12日(体育の日) 241、242
呑むにはいい日ですね。

六軒丁
10月1日6(金)、17日(土)、18日(日) 631、633

※詳しい事は書かない事にしましょう。
きっと判る方は頷くはずです。

九六





ステンドガラス ①

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『1933-9-21/September Moon』

『1933-9-21/September Moon』

月光9-11③


うねる穂に月の光やざわめきて  【歩句】『September Moon』1162

21日がオトズレル‥37でしたね


【九六ゑ】Kのゑ★




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『はな日記』2009-9-12

『はな日記』2009-9-12


野の花やすがたひそめて秋時雨  【歩句】『紫のはな/つるぼ』1157
はな日記9-1②ツルボ





-------------西洋ヤマゴボウ②

何処より実を継がせては毒牛蒡  【歩句】『西洋ヤマゴボウ』1158

はな日記9-10①西洋ヤマゴボウ有毒植物

草刈りてとむらいひとつはな骸    【歩句】『はなむくろ』1159




池わたるかぜや柳の映しいろ    【歩句】『やなぎかぜ』1160
風柳9-11③

風柳9-11①-風柳9-11②





妻の盛りたる葡萄の粒がガラスの器にかざられる

丸きつぶ厨テーブル秋かざる 【歩句】『二種の葡萄』1161

宝石の器9-12




今日は寒い日でした。皆様はいかがお過しでしょうか。
便りを待っています。昔話などいかがですか‥

九六


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☆彡九乃翁『木の閂』の十二句

☆彡九乃翁『木の閂』の十二句


雪止まずのっぺらぼうの暮れ方よ

寒入日みじかき橋を渡りけり

髭痒き岩手大野の雪起こし

一冬を閉すしるしの木の閂

寒日の川に起伏のありしかな

鈴の尾の端の汚水や冬観音

青饅や妻に叱られること多し

鬼劍舞泣くがごとくに梅雨太鼓

檸檬絞るに男の力余さざり

幻日や陸奥国原の曼珠沙華

屠らる牛の眼さやに花野に泛き

紅葉山妻が散らばる明るさよ





※言魂考  青饅や妻に叱られること多し
青饅=あおぬた=かす・味噌・酢をあわせ、酢味噌であえたもの

※言魂考  幻日や陸奥国原の曼珠沙華
幻日=げんじつ=陽の屈折でおきる現象

※言魂考  屠らる牛の眼さやに花野に泛き
屠らる=ほふらるほ=獣の体を切りさかれたもの    
さや=清らかなさま
泛き=うき

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『笑みの街角』2009-9-8 火曜日 7時20分

『笑みの街角』2009-9-8 火曜日 朝7時20分

やっと帰ってきました。
彼女がいないとなにか通りが物足りない
秋の通りに呼び声がながれる。

三戸のおばちゃん2009-9-7

午後3時には売り切れ。
九十うん歳の彼女は 笑みをはこんで来た。

「熊野神社(三戸)のお祭があんので まだチットこれね」っと言う
またカラオケで唄うのだろうか



【歩句】『あきない』1155

夏すぎて路商の婆や笑みをうる




本当に元気だ。九六
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九六綺譚『とおりゃんせ』

九六綺譚 『とおりゃんせ』(狐囃子/忘却の門より)

壱番

とおりゃんせ とおりゃんせ 
ちいさな みちのそのおくにゃ

きつねのすあながあるという
ちょいと とおしてくだしゃんせ

とりいをくぐって いくならば
ななつのまえなら とおりゃんせ
ななつのあとなら かなわない
いきはよいよいかえりはこわい 
こわいながらも 
とおりゃんせ とおりゃんせ

『とおりゃんせ』(狐囃子/うつし世より )

貳番

とおりゃんせ とおりゃんせ 
やしろを おがんだそのあとに

みっつ いつつと ななつとせ
みないで とおしてくだしゃんせ

とりいをいずる そのまえに
おふだかかげて とおりゃんせ
おふだがなければ とうせんぼ
いきはよいよいかえりはこわい 
こわいながらも 
とおりゃんせ とおりゃんせ


『とおりゃんせ』(狐囃子/ 奥の闇 より)

參番

とおりゃんせ とおりゃんせ
とおした おくのやみのなか 

すべてわすれる もんがある
だまって とおしてくだしゃんせ

たずねて さまようゆめいくつ
めをつぶって とおりゃんせ
あけたらまもに たべられる
いきはよいよいかえりはこわい 
こわいながらも 
とおりゃんせ とおりゃんせ


昔々‥描いた『狐囃子-きつねばやし-』の陰ページに記載したものです。
いまなら違う書き方ができるかもしれないが隠したままにしておくのもなんですから‥。






Re:CRさんへ

『狐囃子-きつねばやし-』には一枚ずつタイトルつけて描いた初期ベース版があり、後から八六枚の連載をまとめて連続版にした二種類があります。それはカテゴリーから選択できます。
2006/08/25(金)に掲載してあります。
『とおりゃんせ』(狐囃子/忘却の門)ⅩⅦ- 17話に壱番を
『とおりゃんせ』(狐囃子/現世へ /闇の奥  )ⅩⅨ-19話に貳番・參番があります。

「忘却の門」
『狐囃子-きつねばやし-』17++

「現世へ」                   「闇の奥」
『狐囃子-きつねばやし-』18-『狐囃子-きつねばやし-』19


上の画面を出して、下にある「続きを読む」をクィックするとでてきます。
よかったらみてください。

【蛇足】

『かごめ かごめ』(狐囃子xi 集!)2006/08/20(日)

囲め 囲め 
囲んだ中の鳥居から いついつ出やる
夜明けの番人 弦はる甕が奏でたら

社(やしろ)の正面 誰れぞ

『囲め 囲め』

なんての載せておりました。




こんなのはどうでしょうか?

『よもつひらさか/戸喫・竃食』

【①】
囲め囲め 
輪になって囲め 
出るのは叶わない
謎掛いくつ 
鬼がいっぱいやってくる 
お前をたべるのだあれ?

【②】
煮込め煮込め 
鍋の中はグツグツ 
椀と箸をそろえては
トロトロ煮込め 
鬼が酒呑み踊ってる 
鍋のなかはだあれ?

【③】
揺らせ揺らせ 
鍋の風呂の中で 
さかさにおっけった
湯気たつなかを 
はやく逃げろ 
追ってくるのはだあれ?

【④】
駆けろ駆けろ 
竹の櫛・つるぎ 
闇のみちを駆けろ
ひらさかころげ 
桃の実、かずら 
磐のむこうはだあれ?


「神々の塒」につかおうと 
あそびで作ってみましたが‥。 

『戸喫』『竃食』



九六
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九六綺譚『あかずの社』

九六綺譚『あかずの社』



此處には「あかずの社(やしろ)」というものがあります。

 子供の頃、この村にいた時は海水浴へ行くといえば、この小さな社の裏から岩場の坂を下った濱で遊んだものでした。東北の海は夏でも冷たく枯枝を集めては体を温め仲間同士で芋を焼いては愉しんだものです。砂浜からこの坂道を見あげると、社の上屋が太陽に反射して眩しい記憶がある。
この社は古いものらしいが、堅固な格子があり、中を覗いても真っ暗で何を祀っているのか見ることはできませんでした。探検は社の外観を見るしかできなかった、それに変な老人がいて近づくともの凄い剣幕で怒り追い払われたのでした。

そう、この村を出てからもう何年経つのでしょう。

昭和35年、高校を卒業して大学の史学部に在籍し、教員資格をとるために中学校で一週間ほど研修する事になったのです。まさか再びこの村に来るなんて考えもしませんでした。

「風邪かなぁ 喉が腫れているなぁ」
それに、足の辺りに出来たカサブタが痒いのは風邪薬の副作用なのだろうか。

この村は近くの町と併合しましたが、それでも昔と同じような状態でした。変ったといえば中学校が改築されて、たいして本を置いてはいないが図書館もできたので浜の子供にとっては良かったのかもしれない。

私は図書館で、この地区辺りの歴史を調べていると、郷土史の地図の間から 幼い頃遊んだ砂浜の社が記述されている小冊子をみつけた。
その本は自費出版をしたものらしく、、著作者名や月日の記載もなくボロボロになっていましたがこの地域の伝説や歴史・寺社のことを調べ書き留めたもので、その中の一節に「あかずの社」のことが載っていたのです。

この社に祀られているのは海童神(綿津見神/わだつみのかみ)とされており、御神体は魚の干物みたいな木乃伊化したものだったと記してある。暗くピントの合っていない写真が小さく添えてあり、その下に手と腕がある魚という添書きがある。

「この写真じやぁなにがなんだか判別できないよなぁ」と独り言を言うと
隣にいた事務員の宗方さんが私の手の中にある本を覗きながら
「あれぇ田口先生、その本をどこから持ってきたんですかぁ」
先生と呼ばれて擽ったいが悪い気はしない。
「なんだぁ宗方さんか。どこからってここにある郷土史の間に挟んでありましたよ」
彼はチョット驚いた仕草をしながら
「その本は戦後すぐに製作されたものなんですよ」
「この本の事をよく知っているんですか」
「実はね‥私の祖父がこの地域にある神社の宮司みたいなものをしてましてね、それで作ったものなんです」
「そうなんですか‥宮司みたいな‥」
鸚鵡返しで反応したが、著者は意外にも近くに存在していたのに唖然とした。

「でも先生、この本が原因で祖父は村八分になりかけたんです」
「どうして八分になったですか」
「あの社にしのびこんだやつがいて、御神体の一部分を持ち帰ったらしいんです」
「一部分をですか、でも大問題ですね 罰当たりな奴ですね」
「まあ原因がこの本に書かれた事なんですが‥」
「もしかするとあかずの社の写真ですか」
「実はね、笑わないでくださいね。人魚の木乃伊と云われているんですが本当かどうかは判らないです‥」
「にんぎょ‥って、半人半魚の人魚?」

そう言われるとそう見えてくるから不思議なものだ。

「それで、犯人は捕まったのですか?」
「いいや、盗まれたものが‥祖父の玄関で紙に包まれてみつかったんです」
宗方さんはちょっと下をむきながら言葉を詰まらせた。

誰かが社に忍び込んで人魚の欠片を持ち出して宮司の家に返したというのだ。何のために盗んだのだろう。

よく人魚の肉を食べると不死となる逸話が各地あり、八百比丘尼伝説がある事を思い出す。もし盗んだ木乃伊化した人魚が真実であったとして、食べた者がいるとすればどうなってしまうのだろう。

「全部戻ったたんですか?」
「殆ど戻ってましたが小指の部分が欠けているんです」
「小指だけですか、なら持ち去った時に落ちた可能性がありますよね」
宗方は唇に小指をあてながら笑っている。

「宗方さん、お爺さんは今も宮司さんをしているんですか」
「いいえ、病気で亡くなっています、今年で十三回忌ですね」
「じゃあ宮司さんはだれが‥お継ぎに」
「はい、私なんです」

もし彼のお爺さんが人魚を食べたのなら、そう簡単には病気では死なず まだ生き続けているはずである。

「でもね先生、奇妙な事があるんです」
「なんですか?」
「実は、亡くなって埋葬が終り、数日後に祖父の墓が荒らされましてね」
「どうして‥」
「‥判らないんです、それが‥」

現在でも土葬が行われている地域もあろうが、この地域も土葬の風習が残っていた。この村が併合され町になり、火葬場が出来ると火葬に移行してきた。13年前なら まだその風習あって宗方さんの祖父も土葬で執り行われたらしい。実際に神主などは生前に土葬にして欲しいと遺言で遺す場合もあるらしい。丸桶で行列を組みあの神社の少し離れた場所に埋葬されたのである。頭に映像が浮かぶのはきっと幼い頃に何かしらの経験があったからだと感じる。
彼の話によれば、墓からひきずった跡がついていて、それが海に向っていたというのです。何故、誰が死体を海に運んだのか判らないままで、警察も探したが未解決になったままだとと云う。



私はこの頃 フワッっと気がなくなるときがある。
頬に潮の匂いがする。

「潮風?」

なぜか懐かしい、「ここは‥」
風が唸り声にきこえる。



何故かあのあかずの社の前に立っている。風が海から吹きつける岩場でウミネコが煩いほど鳴き叫ぶ。誰かが呼んでいるのだ。
何故か頭の血管が繋がったように過去が流れ込む。
「そうか‥12年前」
私が幼い時に此處を離れたのは原因があったと母から聴いたような気がする。それは、この崖から転げ落ちて治療の為に離れた大きな病院へ入院したからだった。
記憶が甦る、血がもの凄い勢いで巡る。

頭を打ち危篤状態の私を母は抱き上げ泣き続けた。しかし、ある時を境に危機を脱し、病院の医師が驚く程の回復力みせたという。
母は再婚して私も田口姓となったが、その前は違う姓だった。それ以来、此處には来ていない。

ガサガサと人の気配がする。
背後に誰かがいる。
振向くとこの村だった頃の、おもだった多くの人々が私を囲むように私を見つめている。真中にいる白装束の神主姿の男が私を見ながら小指を唇にあてた。
「宗方さん!!」
「やっと帰ってきたんだね かずお!」

そうだ、 母が私を救う為にあかずの社から人魚の手を盗みだし、粉にして飲ませたのだ。私は粉薬で命をおとす事はなかったが、今まで入院以前の数ケ月間の記憶をなくしていたのである。

あの時、母は宮司に縋(すが)りつき、もう少し生存させて欲しいと頼んだのだろう、そして人魚の肉を分けて欲しいと。
そして扉の鍵を開けた、だから老人は責任をとって自分も飲んだが量が多すぎたのだろう。仮死状態になり気づいた時には棺桶の中で、自分の体が変化していたのを知ったのだろう。今の私の様に魚鱗が足に、首に鰓のような窪みが出来初めているのを、そして彼は自分で闇から這い出して海に還った。

村人は知っていたのである。老人が鍵を開けたのも、私が生存し、成長して史学部に入ったのも、そして中学校の研修が此處になったのも 凡て知っていて私をずっと見守っていた。彼らは守り人たちなのだ。
あの中に母がいるはずだ、泣いているのだろうか。凡ての声が遠くなる。

周りの人々が叫ぶように祈っている‥
「おかえりになるぞ」誰かが一言かけると全員の声が風と共鳴する


私は行かねばならない。あの海へ‥還らねば
体が燃えるように熱い‥熱い‥あつ‥あ‥



岩の上から大きな魚が海にとびこむと、海底から大きな魚が数匹、寄り添いながら深く沈んでいった‥。

此處には「あかずの社(やしろ)」というものがあると云う。
その中には‥‥‥





了  


物部黒彦
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『視音摩』2009-9

『視音摩』2009-9

視音摩缶 映画館9-4①そろそろ始まるぞ!!!!


「20世紀少年」
20世紀少年⑪

観てまいりました。面白かった、この日のため前日に一話二話を再度観る。
ついでといってはなんだけど比較のために蔵より漫画、22巻プラス2巻をだしてパラ読み‥・。
ここが変わっているぞ。そうか展開としては、映画の方がわかり易いということかなぁ。
20世紀少年①-----21世紀少年①

「カムイ外伝」
やっとというか なってほしいという願望が実現したのかなぁ。
あと少しでオンエアー。
視音摩缶 カムイ外伝

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『茸の季節』

『茸の季節』

 Y八百屋に寄ると秋が増えている。やっぱり秋なのだ。

「香茸」              「松茸」
はな こうだけ-香茸 9-4-はな まつたけ - 9-4

「箒茸」
 はな ほうきだけ - 9-4

「はったけ」と「まいたけ」
茸 はったけ-まいたけ①

「しめじ」
しめじ①-





出始めなので高価です。でも‥

【歩句】『ほおきだけ』1156

もえさかりそこのけそこのけほおき茸

妻の父がきのこ採りの名人だった、だけど場所は教えてくれなかったなぁ
「ある場所を知っていても、遠回りして山谷を越えるんだ」
「あっても声出して嬉しがってはいけない、まずイップクしてながめるのさぁ」
「のこしちゃ駄目だぞ」
なんてのが口癖だった。
茸は家族でもおしえちゃいけないと‥





はな日記『赤い実』

はな 紅い実+8-30
なんだろう‥なんかみた事がる

そうか もしかすると‥
からすうり①++
からす瓜ではないのかなぁ もうすぐ大きくなる きっと

そういえば戦中はヘチマ・ドクダミと同様に化粧水にしたと教えてもらった。


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【駱駝博物誌】 『懐かしいもの』

【駱駝博物誌】 『懐かしいもの』

「けちゃ面」と「キツネ面」
駱駝缶 けちゃ面-駱駝缶 狐面

            「沖縄 さかなたち」
           駱駝缶 沖縄 さかなたち

出始めのコンピュターでつくった「ジョコンダ」と愉しい「ペットロック」
駱駝缶 ジョコンダ-駱駝缶 ペットロック

「UFO小冊子」
               フライングソーサー小冊子



以前にも掲載したが、全て駱駝博物館主より40年前から現在まで頂戴したものです。
今では宝物なんですね。

九六


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机上探検【匣】『わが家の家庭薬』 

机上探検【匣】『わが家の家庭薬』 


昔からある常備薬の箱
売薬の行商の人が一年に一回くらい訪れていた。
彼が来ると子供たちは大喜びである。なぜなら景品に紙風船や折り紙などの玩具を置いていくからである。当時は簡単な怪我や歯痛薬に、この薬箱から取り出しては服用したり塗ったりしました。
今まで押入れの奥に仕舞われていた懐かしいものです。くすり箱①

くすり箱②

------くすり箱3-----くすり箱4

------くすり箱5-----くすり箱6

いまも会社にはプラスチックのくすり箱がありますが、昔は紙製でした。
この箱は私の手許に飾っていますが、もう薬はなく体温計だけが残っています。

---------体温計①---------体温計②

いいですね。近江の置薬‥。




九六


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Author:九六
好きなものを自由に書く、読む、観る、描く。そして遊び愉しむ。
【※】【玖絽・by96・九六・九路・KURO・物部黒彦】【96猫國から発信】
【※】-半世紀分の散らばした気侭綴ゑ-

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