九六の匣

さまざま詰めこんだ匣

【歩句】780『北國の節目』

【歩句】780『北國の節目』

「のこり雪 滴あつめて 福寿草」

「梅つぼみ そろり足出すだす ゆきの路」


南の地は 梅が咲き櫻便りがきこえてきました
北の地は 未だ春雪があります
屋根の雪が溶けて 樋から溢れ みずが毀れる
春はそこまでやってきているようです 

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『占夜』

『占夜』

醒めゆくこころ
いまだ 明けやらぬ 穹のいろ
ときめくはずの
赤紫の雲と際

刹那さと儚さあわせて刻はすぎ
苛立つ夢に
ただ身を負かせ
去りゆく影が
絡みゆく

占う夢が
敵わずとも
傍によりそうひとがいて
拒んだ指が微かに揺れている

-玖絽-
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【歩句】779「もり蕎麦」

【歩句】779「もり蕎麦」

「そば暖簾 手かけたたずむ こぬか雨」
「手をかけて 暫したたずむ 雨暖簾」


●「そば暖簾 手かけたたずむ 北の雨」
●「そば暖簾 手かけたたずむ 北時雨」
●「そば暖簾 屈みたたずむ 北の雨」
●「そば暖簾 屈みくぐれば 北の雨」

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【歩句】778『幻燈器/帰郷』

【歩句】778『幻燈器/帰郷』

「すみなれし 異国の海山 走馬灯」
「闇のなか バックミラーの 街灯(あか)り」
「時をへつ 故郷の灯や 潤みゆく」

七年目、今回の旅はいつもと異なる
幻燈器のカラ、カラという音が 耳に響くような春
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『イーダァへの旅立ち』

『イーダァへの旅立ち』
いま むかわんとす
イーダァの國へ
友よ 仲間よ 夢をのせて 
羽根をはばたかせ
足袋にのりて‥

①-1

①-2

①-3

①-4


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【歩句】777「梅 馥郁(ふくいく)」

【歩句】777「梅 馥郁(ふくいく)」

「なれしんだ 傍(はた)を彩る 梅の香」
「畦みちの 三隅に香る 白と紅」

んんん①

んんん②

んんん③

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【歩句】776「杜の月 七北田川」

【歩句】776「杜の月 七北田川」

「三日月の 西の空とぶ 伊達兜」
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【歩句】772-774「杜の月 春の闇」三題+

【歩句】772-774「杜の月 春の闇」三題


【歩句】774「月光」
「静けさも 街灯のひは しのびより カーテンのなき 窓の月かな」

【歩句】773「不安の立像」
「わかれゆく ひとの顔など まばゆくて こころにもなき せじなど哀し」

【歩句】772「転居の春」
「夢さめて なにものこらぬ 部屋ひろく われの居場所 ぬくもりもなし」




【歩句】775「福寿草」
「雪解けの ちちを迎えし 福寿草」 【“【歩句】772-774「杜の月 春の闇」三題+”の続きを読む】
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『コセの國とイーダァ國 八拾日物語』【弐】

『コセの國とイーダァ國 八拾日物語』【弐】

【弐】星屑売りのいる街  ネン



「星屑はいらんかーねーぇ♪」
奇妙な節まわしの 星売りが袋を肩から斜めにかけて通り謡ってる

私の修行は ひと段落して 部屋の窓から外を見つめていた
この部屋は高い塔の上にあり ネンの街を一望できるのだ

星売りは何度目の街の角を曲がると 古い日干し煉瓦の屋敷の裏手にでたのだった。
木戸を僅かに開けて顔半分だけだした少女が 声を掛けているようだ

「星屋さん ちょいと星売り屋さん」
「ヘェーイ 御用がおありでぇ?」
「‥‥もっと静かに話せないの 近くにお寄りなさいな」
「すまんこってございます」
やや声を密やかに星屑屋は首を垂れ 
眼だけを上目遣いに応えているようだ

私の耳と眼は 宙をとび 二人の会話をききとることができる
それは ネンの神官から教えられた 不思議な技

「今日の星は 全部屑だけなの?」
「今日はたいした出物がなく 細かい品ばっかりでござんす」
「そう残念ね なら ガラトン病に効く 紅い星屑はないの?」
「ガ・ガラトンの病(やまい)ですかのう 紅い品はあるにはあるんですが‥」
「なによ ないなら無いってお言いなさい!」
三つ編みの少女は自分で声高になったのを恥じて 口を押えた。

(つづく) 【“『コセの國とイーダァ國 八拾日物語』【弐】”の続きを読む】
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『コセの國とイーダァ國 八拾日物語』【壱】

『コセの國とイーダァ國 八拾日物語』【壱】

コセの國ネンに街に着いたのは
そう 去年の霜降月 弐日こことだった
ざわざわと胸騒ぎ
漆日には福を呼び
真白き衣物の神官が 私の様子を訝しげに覗く

その後は 笑え唄えの大騒ぎ
花火は連続であがって
嬌声が あちらこちらで甲高くひびく

翌日の捌日は 
摩訶不思議なる真黒き曼珠沙華の華が周りを囲む
花びらのなかから伸びた 真白き蕊をとりて
舌にのせると もう儀式ははじまっていたのだ

意識はきえて 二十と二日の間 
私の眼は醒めなかった
そこはネンの街の儀式の建物のなかに 
ポカリと浮んだ自分を 
みずからの五感でかんじることができるのだ

揺り動かされて
けだるく眼をあけるが
瞼は絲をひき 簡単にはひらく事はない

(つづく) 【“『コセの國とイーダァ國 八拾日物語』【壱】”の続きを読む】
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『時雨堂』

『時雨堂』

よく行く古本屋があるでがんす
この古本屋に 夜に行くど 
何故か いつも雨(あめっこ)がおぢできそうになる
風(かぜっこ)が湿気(しめりけ)を呼び 雲を誘い 
雨になるという雰囲気なんでごわす

陰気な店主は 無理に笑顔をつくり ボソリ 迎えてくれんであります
こんな店主が 私は好みでありあんして
そんでも 今日はやけに暗い 
わかれを告げるには この雰囲気が必要でごわんした

七年目の春 やっと田舎にかえる気持ちを固め
今までつきあってもらった店主に
挨拶をする事にしていた

黙ったまま いきがかりの通行人のように 素通りもできたが
そうはいけんとおもっておりあんした

いつものように 本の話ばして
別れの話を切り出した
店主は 口を閉ざしたまま 一冊の本を出し 褒め称えた
そして 
選別にくれるというのだが
それは古本屋の仁義かけると返答して
それでも欲しいから値をつけてと言うと 
安い値を言う店主の眼が やけにやさしい

後ろをみずに別れを告げ 外にとび出したんでごわす
戸をしめると 夜の闇が 潤むようだ
もうぺっこで この杜の街に 櫻が これでもかって さくんだろうに‥

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『石のしらべ』

『石のしらべ』

【地の奥の血の結晶】
①-


【鍾乳石の眠り 珊瑚の祭】
②-


【重き鉄の塊と音色】
③-


【遠く険しい北の黒曜石】
④-


【秘められた星のこころ】
⑤


【石斧として磨かれた夢】
⑥-


【星をとじこめた水晶】
⑦-


【金色の嘘 黄銅鉱】
⑧-

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【TamTam&Booboo】②

【TamTam&Booboo】②

【TamTam&Booboo】2

⑥[TAMTAM&BOOBOO‥‥。]
【TAMTAM&BOOBOO】①

⑦[TAMTAM&BOOBOO‥‥!]
⑦[TAMTAM&BOOBOO‥‥!]

⑧[TAMTAM&BOOBOO‥‥?]
⑧[TAMTAM&BOOBOO‥‥?]

⑨[TAMTAM&BOOBOO‥‥☆]
⑨[TAMTAM&BOOBOO‥‥☆]

⑩[TAMTAM&BOOBOO‥‥※]
⑩[TAMTAM&BOOBOO‥‥※]


『おもちゃ箱みたいだなぁ』




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『暫しうたたねの頃』セロの人々

『夢時間』暫しうたたねの頃  セロの人々

セロの人々


セロの人々2

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『どん猫と僕』

『どん猫と僕』


『どん猫と僕』


かたり



セロの人々4


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【歩句集-轍】700-750

【歩句集-轍】700-750



【歩句】750『十九乃日』
「生きざまも ただそのままに 身を濯ぐ」
【歩句】749『春口上』
「さて アさては おたちあい
なんばんとらいの まかふしぎ
うまくいきましたら はくしゅかっさい
まずは とくと ごらんあれ
おだいは みての あとばらい
けっこう ケッコウ ごけっこう
さて アさてっと…」
「徒然に 名も知らぬこと したためる」
【歩句】748『境内』
「ほつれたる 五臓六腑や 繕いて 笑いとばすか どんと火煙」
【歩句】747『窓際から…』
「箱庭の ビルの谷間は 長閑なり」
「のどかなる ひとはいそぎて めにいらず ビルの谷間の しばし春」
【歩句】746『雪仏』
「つもらぬも 日々これ春と ゆきぼとけ」
【歩句】745『転居』
「うつりゆく こころの景色 刻みこむ」
【歩句】744『珍しきひと』
「いぶかりし いよっ暫らくと 笑顔あり」
【歩句】743『爺』
「孫のてを ほそめるまなこ 爺わらう」
【歩句】742『溜まり』
「窓のそと 雪なきまちの 陽の溜まり」
【歩句】741『穹』
「窓枠と ビルの隙間に 冬の雲」
【歩句】740『夢時間へ』
「くれすぎて ねんがそこそこ みのいたみ」
九日より 足袋という機械にのる
あれもこれもと 詰めすぎる 風呂敷なり

【歩句】739『冬枯れ』
「冬枯れの みしらぬ郷に わけいりし」
「あまき実の 枝にのこせし 冬林檎」 
「畦いりて 烏を晒す しうちかな」
「石神に ましろき紙垂が 舞し春」
からすうり

店の老婆が 「もっていくといい 無料(タダ)だよ」っとしゃがれ声で言う。
私は「このカラス瓜は食べるもんじゃないだろうに!」っと言い返す。
老婆は「若い人はしらんじゃろうが 手にぬったりしたもんじゃあ」
「へぇー」素っ頓狂な声を出したのは 隣にいた二十歳くらいの女性じゃった。戦時中は糸瓜(ヘチマ)水同様に自家製の化粧品だったと老婆が鼻をたかくした。
なんか 笑いがこみあげてきて 携帯カメラをむけてしまった。

『美知能久夜麻のくがね』
「はるかなる こがねもとめし たびびとの かばねさらして たれがしるらん」 なんて万葉風にかいてみる。 『美知能久夜麻』は『陸奥山』で「みちのくのやま(万葉)」とよみ、
「黄金まう 人もまかれて おくの夜麻」
【歩句】738『蒼前さま』
「石踏みて 祠たずねし 歳の春」
鳥居から崖をのぼらねば 祠は現れぬ
痛みをこらえて登り
帰りのつらさが 痛ましい

【歩句】737『‥』
「ほしぼしと つきはかがやき とぼすなり」
【歩句】736『みそか』
「愉しみを 〆てすべてが 歳の暮」
【歩句】735 『種子-しゅじ-』
「ここにある  種子(しゅじ)といえるか われみゆる」
「習気(じっけ)とも  ただ黙々と みいる日々」

【歩句】734 『万華鏡』
「ちらしたる 星々たちが うたう木々」
杜の街に星がおりたちました


【歩句の轍】
「ゆくてには あきのおりなす 万華鏡」 【歩句】707『万華鏡』
「眼にうつし ふたたび逢えぬ 万華鏡」 【歩句】093『万華鏡』
【歩句】733『布団のなか』
「どろどろと 眠りゆくのか 師走かぜ」

【歩句】732『はせくらの路』
支倉常長が日本に もち帰ったものに
薔薇の花がありますね
ビールは もってこなかったのかなぁなんておもいながら
大郷の地から もちかえる

松島ビールはドイツビールで
支倉家の墓のそばの工場でつくられているそうなぁ
知っている酒屋では置いていませんので大事に帰還
今回は五種のうち 四種を購入しましてなぁ
① デュンケル  Dunkel 5.5%  深いコクと苦味
② ボック      Bock 7%    麦芽風味
③ ヴァイツェン  Weizen 5.5%  フルーティーな味
④ ヘレス     Helles  5.5%   ピルスナー
330ml 500円 --「エッ?」なんて言っていいのかなぁ

「栓をぬき 泡のひとくち 冬しずか」

次の日 青根にむかう
当然、支倉の土地を通過する
今回は そんな支倉の路を愉しんだよ

【歩句】731『やまとかわ乃湯』
「ぬくたまる なとり乃かわは しずかなり」
【歩句】730『夢喰らい』
「夢喰らい 腹いっぱいに ふくらんで 喰い足りないと まだ嘆いてる」
【歩句】729『紅茶を飮む娘』
「湯をわかし 癒しのみほす よるの紅茶(おちゃ)」
【歩句】728『はやき夜』
「よばなしの つづきをねだりて 夜はふける」
【歩句】727『電話』
「げんきかな? どうだ軆は? 電話なり すぐとらずとも 友の声する」
【歩句】726『やまいだれ』
「喰うことも 厠や風呂も 一大事」
「なきごとも てんにつばする 薄布団」
【歩句】725『湯溢-ゆけつ-』
「掛け流し 溢るるまに 秋保の湯」
広々とした湯船に我を解き放つ
あきうの湯 瑞鳳にてこころが和む
やまいを癒す  ありがとうと 感謝する

【歩句】724『湯彩』
「夢という もみじまぎれし 露天風呂」
【歩句】723『しろき日々』
「さらさらと またふわふわと ゆきめぐり」
「湯煙と 露天にゆきの 湯治かな」
【歩句】722『道祖神』2006-12
「えだみちの 覗き誘(いざな)う 神ありし」
【721】『露天風呂』2006-12-06 
「湯にいりて 鞍掛け山は ただしずか」
【歩句】720『冬の露』
「あさの陽を 仄かにうけし 窓の露」
【歩句】719『遊雪』
「一粒の ゆきっこ墜ちて 掌にあそぶ」
こころがめぐる 身體を両手で縛りこむ 
くるしみも 辛きことも夢にしまいこんだら
ただ ただ 眼をとじる
「あお空に ちいさき羽根や フワフワと」
ちらつく‥ 

【歩句】718『闇道路、銀河の路』
「ふたりして 銀河の路を 南へと 言葉とぎれる 闇に掌をみる」
2006-12-01 
綺羅やかに高速道路はどこまでも永遠に続いているようだ‥
そばに君がいてくれるだけで 身も心もやすまる

【歩句】717『掌』
「なにやらむ ほとけ ほっとけ 掌をあわす」
なにごとも 意のまま…
初冬の暗雲たる風景に野仏、石積み 全てがとけ込む

【歩句】716『大沢金勢さま』
「金勢の 突きあげいでし 岳祠」
玉山は巻の堀より遷られたとある…
今回は渡り温泉につかる
大沢温泉を過ぎると右側に
金勢神社の看板がある
坂道を登りきると
脇道があり右の細道は金勢神社に至る
金勢神社を拝み 拝観
戻りて舗装を下る
鉢屋沢にはいると舗装がきれて
鍋割川沿いに落ち葉路をすすむ
倒木もあり不安になる
とつぜん民家がみえて山居地区にでる
右折して南下するとて
八坂神社の大鳥居があらわれる
坂道を登り円万寺観音堂につき一燈庵に至る
普通と逆コースなのだろう     九六

【歩句】715『雪滴』
「弾けきて じっと手をみる 雪が堕つ」
坂登り 観音山の東屋に 枯葉を踏みしめ 観る風景は美しい
チベットの景色は 彼のこころを和ましただろう

【歩句】714『なめとこ山』
「なめとこの いで湯の秋に みをはなつ」
「溢れたる お湯も心も われのもの」
「湯の舟に 華もて遊ぶ 無縁佛」
南なる華の巻きにて 熊に囲まれ風呂にいる

【歩句】713『お山の湯』
「雪ちかし 木々のあいだに 阿弥陀あり」
田舎の温泉にて 身を委ねる 磐鷲山の愈湯

【歩句】712『葉山神社』
「ふらりふら 葉山の奥の あなの闇」
寺の裏にある山の奥の院 闇の穴あり
訪ねてみられるのも よきかな
祠の右上に防空壕みたいな洞穴がある
微妙に恐い

【歩句】706~711『界の外から』八句

【歩句】711『大根』
「太白に くもはしりゆく でごのはた」
【歩句】710『よわきもの』
「はかなさも 季節かさねし われよわし」
【歩句】709『窓の外』
「ひだまりの 硝子越しなる 椅子の場所」
【歩句】708『茅々』
「おともなく あめ茅々に しみわたる」
【歩句】707『万華鏡』
「ゆくてには あきのおりなす 万華鏡」
【歩句】706『11月』
「寒なりし かげりゆく穹 十一(といち)月」
【歩句】705『あめだま』
「ニッキ飴 転がり辛し 秋の穹」
【歩句】704『横積みの‥』
「本のヤマ あつめてかさね われの夢」

【歩句】703『かででけれ…』

「ふるさとの 蒼き山々 秋の日々」-かえってきたよ-

「ことばなく たちどまりては 秋の彩」
「陽をうけて 燃えよとばかり あきの緋」
「ただひとり いろづく山の なかにおり」
「幾年も おなじ彩なく わがおもい」
「こわばれり 手にいちまいの あき紅葉」
「かででけれ ふるさとの空 川と山」
-われも ふるさとの彩となる-
※かてで--- 一緒に加えて の意味の方言
「かだる」とは参加するとか 加わると言う意味で
「かででけれ」は仲間にしてくださいとの意
ふるさとの秋に溶け込みたい そんな気持ち…   九六

【歩句】702『何処へ』
「ポツリとな 辿るこの路 秋ふかし」
-連休 クルマはしらせ 田舎路に 入る-九六
【歩句】701『ひと束』
「葦の圀 ことばあつめて 結わえたり」

【弐笑缶/寶唄】
「朝日さす 夕日かがやく  不來方の 磐にたくせし 鷲の爪痕」
「汐のかぜ 葦の黄金に  宮城野の 峡谷の橋 いろづく杜と」
「湿原に あかき夕日の  染まるころ 鮭はのぼりて 群をなす」
「人形の かたちに焼きて 下町の 路地にいりたる 三味のおと」

★【弐笑缶/酒さそう秋 ひとめぐりの秋】

【●】2005/10/20
「一瞬の 躊躇するか 秋の月」
愚息がつくった肉じゃがに 
日本酒で ひとり仕切ってる図を 想像くださいなぁ。
「はっ しょぺぇ」

【●】 2006/03/31
「ゆび隙間 パステル色の くもとそら」
「秋の月」っと 捻ってから約半年 次は「春の庭」だった‥

【●】 2006/04/22
「春めくる 歳の頁は うすくなり」
桜がさきました。東北もやっと花見ができそうです
「秋の月」「春の庭」から‥ 「さくら咲き‥」ですね
「春めくる  歳の頁は  うすくなり」と 仲間に送ったら
「よみおえた ページのあつさ またよめる」っと返ってきた。嬉しいなぁ。

【●】2006/06/18
「雷神の 太鼓みえたか 雲ひかる」
梅雨が あめをよぶのか 降りつづく日々に綴る。
つまり梅雨時期の「ジトジト」とした雰囲気の降りかたじゃなく 
強く打ちつけるような 「ドゥトト ドドゥ」ってな具合。

【●】2006/10/12
「あきかぜの わがいとにふれ 旅をする」
ひとり暮らしが いたについてきた なんて嘘
どこか病を抱き枕 
めっきり秋らしくなり 酒も旨いはずなのに 酔えない日々

【歩句】700『good‥』
「かきつらね ただかきつらね わがおもい」
【歩句】699『たのしいぞ』
「さては いづこの夢のなか あそばせん」
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『ガーシン』

『ガーシン』

とおい ずっと とおい昔
あるいは ずっと先のお話なのかもしれない
時の感覚がない世界の おはなし

かれは イーダァの国を 離れた
かれも旅人まま 戻ってはこない
時折 季節の風が木の葉に記された手紙が届けてくれる
文面には 家族ができたこと
違う世界を旅したこと
そのつど かれの人柄あふれる内容が書かれている

イーダァの国をわすれてはいない
でも今はもう 別の地に住み慣れてしまった事など
子供がふたりいて
上は女の子
下は男の子
家族のことが書かれていた

ギンドロの木の下で
縦笛や太鼓をうちならし
踊り 跳びはね 謡い
季節は時を越えて いかようにもかわる

つらい ことなど ひとつもないように
声たからかに笑う 
いつか また
君と逢いたい

イーダァの国にわたしはいつもいる
もしあなたが 望むなら
足袋なる鳥を さしむけよう
わたしたちの故郷 イーダァは
扉のむこうに あるのだから


kkkk


oooo


uuuu

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『謎の渦巻』

『謎の渦巻』


雪の舞う世界
海のずっと ずっと底の
静かなる時をうつ 仄かなところ
あるいは とある沼の周辺

六ヶ月の旅をくりかえし
戻れば その度にいった 
謎の渦巻模様のカレー屋
財布のそこに貯まった 
猫の絵の不思議なコインをいれた黄色い紙包みが
もう一度 食べにおいでと 左手あげて招く

もうすぐ この地とさよならすることになった
ずっと 北の邦にいくからなのだ
六年も住んだ 杜の国にお別れする
でも 残った日の 僅かな時間を
あのカレーを食べるために 
妻と二人で またいこうとおもう
あなたは まだいるだろうか

,,,,,,

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イーダァの国 春の国

イーダァの国

また イーダの国に行かねばならない
この国に わが身を 委ねることとなりそうだ
-九六

イーダは正式にはイーダァと発音する
eee

ttt

jjj

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【歩句】771「春雪」

【歩句】771「春雪」

「枝垂れし 雪のおもさに 春きたり」
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【歩句】770「十三回忌」

【歩句】770「十三回忌」

「はる逝きし 父の遺影は 笑い顔」

北国にある 我家の庭に 小さき花が 春をつれてきました
『福寿草』
「雪解けの ちちを迎えし 福寿草」

福寿草

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【歩句 762-769】『はるきぶん』八句

【歩句 762-769】『はるきぶん』八句


【歩句】769「南昌山」

「南昌の 白髪あたまや 春きたり」

【歩句】768「はるこやち」

「春あさく いいはとうぶの やましろし」

【歩句】767「斑-まだら-」

「芽吹きゆく 春のおとずれ 斑雪」

【歩句】766「蕗の薹」

「めざむれば 春をつげゆく 蕗の薹」

【歩句】765「かばねやみ」

「かたひじに 顎をまかせて 夢にまう」

【歩句】764「やみあがり」

「うっすらと 窓のそとなる 雪灯り」

【歩句】763「寒雨」

「冬の雨 闇よりいたりて 夜ねまる」

【歩句】762「宵]

「月ひがし 架線をわりて 宵のみち」
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イーダの国から 縄目文様と河童

イーダの国

縄目文様の土器が展示されておったとじゃ
それはもう 不思議な紋様でござってのう
鶏頭冠などの深鉢は
見事なものばかりじゃあ--九六記
縄目文様 壱

縄目文様 弐


下記はあまりにも面白かったので 説明パンフから拝借--

模様


ある画廊の美術品
すばらしい遺物なのだ

カッパ


斜光土偶 頭部

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『羽根亀』

『羽根亀』

『羽根亀』


羽根亀(小)


ひろしくんと不思議な国 


【羽根亀のレース】

そう あれはいつだったろう
とある村を通りかかったら
昼間花火の大きな音が 
つづけざまに蒼い空にこだました

ぞろぞろと 多くの人々が
丘の杭のある方へと 歩んでいく

「今日はいいレース日和よね」って
フリルの日傘を 肩でまわしながら愉しげにあるいていく

もう 最初の前座レースははじまっているようだ

(九六)



九六--

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『星の演奏会』

『星の演奏会』

星の…



木の下で

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『足袋』イーダからの帰還

『足袋』
イーダから 戻ったよ

足袋

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【歩句】761「ほんのり」

【歩句】761「ほんのり」

「ふたりして 祝いの酒と 春の頬」


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【歩句】757-760「春の病葉月」

【歩句】760「春の月」

「枷ひとつ 闇をかすめて 月のいろ」

【歩句】759「痕」

「再会を 叩くメールの 保管箱 あふれたるおもい 癒えし疵痕」

【歩句】758「痛」

「癒しても 癒されても なお痛し」

【歩句】757「錠剤」

「手にのせし いろとりどりの くすりたち」
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プロフィール

九六

Author:九六
好きなものを自由に書く、読む、観る、描く。そして遊び愉しむ。
【※】【玖絽・by96・九六・九路・KURO・物部黒彦】【96猫國から発信】
【※】-半世紀分の散らばした気侭綴ゑ-

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